ワイヤーフレームとは、コンピュータグラフィックス(以下CG)の表現方法の一つである。
概要
原始的なCG。
主に三次元空間(X=横・Y=縦・Z=奥行き)に配置された点と点を線で結んだ構成で描かれたもの*。
どんなに写実的なCGでも、まずはこのワイヤーフレームでのモデリングから始める事が多い。
処理する情報が非常に少なく軽量な為、
作成したモデルに動きを付けさせる際にこの状態で作業をすると快適に作業ができる。
また、大まかなカメラワークを決めたりする時の絵コンテ代わりにも使われたりする事もある。
*中には3次元ではなく2次元の物も存在する。
現在のビデオゲーム機は非常に高度なCGの処理を行える為にプレイ中に見る事は稀になった。
しかし、ゲームに限らず映画等でもあえて表現の一つとして使用されたりする事もある。
ビデオゲームにCGが頻繁に用いられるようになったプレイステーション・セガサターン・N64と同時期に、
バーチャルボーイよりレッドアラームというソフトが発売された。
これは全面ワイヤーフレームによるゲームであるが、
マシンの計算能力的な問題と同時に赤黒4階調で表現しなくてはいけないために取った策だと思われる。
しかしこの事によりただでさえ赤黒という単調な色表現に加え、
テクスチャーマッピング等で豪華な他機にくらべワイヤーフレームという映像をショボイと感じる人がいた様である。
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