単とは、以下のことを表す。
人名
- 田単 - 中国・戦国時代の斉の武将
- 河合単(1958年 - ) - 日本の漫画家
- 単千起(1967年 - ) - 日本の俳優
- 単雄信(581年 - 621年) - 隋末唐初の武将
- 単懋謙(1802年 - 1879年) - 清末の官僚
- 単廷珪 - 小説「水滸伝」の登場人物。渾名は聖水将
漢字として
- 意味
- 旧字体は單。
-
- 一つ、単独、単純、重なっていない、物を記載した書き付け、単に、広くて大きい、大きい形、ことごとく、尽くす、(亶と通じて)誠、厚い
- 姓、地名
- 〔説文解字・巻二〕に「大なり」とある。
- 字形
- 諸説ある。
- 甲骨文の形は二又の先端に丸がついたような形で、戰、獣に含まれていることから、二又の刺股の象形(加藤常賢)や、羽飾りのついた盾の象形(白川静)というように、兵器・狩猟の道具の象形とされる。単一の意味は仮借。
- 他に、柄の長い網の象形説(〔淵源〕)、蝉の象形説(〔文源〕)、觶の象形説(〔疑疑〕)などがある。〔説文〕は吅+𠦆の会意としている。
- 音訓
- 音読みはタン(漢音、呉音)、2.の場合、セン(漢音)、ゼン(呉音)、訓読みは、ひとえ、ひとつ、ひとり。
- 規格・区分
- 単は常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 意符
- 単(單)を意符に持つ会意字には、戦(戰)、獣などがある。
- 声符
- 単(單)を声符とする漢字には、僤、匰、嘽、墠、嬋、弾(彈)、幝、憚、撣、蕇、鄲、殫、樿、燀、禅(禪)、癉、繟、簞、蝉、闡、貚、騨(驒)、觶、鱓、奲、鼉などがある。
- 語彙
- 単閼・単位・単衣・単一・単価・単簡・単騎・単細胞・単作・単車・単純・単身・単体・単調・単刀直入・単発・単独・単利・単離
異体字
- 單は旧字体で、人名用漢字である。2004年に常用漢字表の参考字体から人名用漢字に採用された。JIS X 0213第二水準。
- 𠫹は、〔字彙〕に「俗の單字」とある異体字。
- 𠦤は、〔新字源〕に「俗字」とある異体字。
- 簡体字は单。
單
- Unicode
- U+55AE
- JIS X 0213
- 1-51-37
- 部首
- 口部
- 画数
- 12画
関連項目
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- 0pt
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