楽曲や関連した作品のイメージを壊すような
品性を疑う使い方
をされていたことが正直非常に不愉快でした。
「品性を疑う使い方」とは、ゲーム『ロックマン8』の主題歌である「ELECTRICAL COMMUNICATION」の作曲者、尾澤拓実氏が発した発言である。
品性を疑う概要
人間というものは非常に多種多様な趣味を持つ動物であるが、その中でも特異な趣味を持つ人間が居る。その趣味の一つに「身体改造」がある。入れ墨に始まり、体を切り開いたり穴を開けたりモノを埋め込み突起を作ったり・・・ようは一時的・半永久的に自分の体を改変するのである。そしてその改造結果をアップロードする海外のサイトが存在し、その名を"Body Modification Ezine"(身体改造マガジン)略して「BME」と言う。この事からネットでは身体改造自体のことをBMEと呼ぶ風潮がある。
一方「ELECTRICAL COMMUNICATION」とは尾澤拓実氏が作詞・作曲した名曲であり、先述の通り『ロックマン8』の主題歌としてとても有名である。
一見何の接点もない2つの要素だが、この2つこそが発言を生むファクターとなる。
大手画像掲示板「ふたば☆ちゃんねる」で、一つのBME動画が生まれた。その動画は、身体改造により肥大した陰部（睾丸に生理食塩水を注入すると肥大化するらしい）を、腰を使って前後にブンブン振っている男性(通称:絶叫マン,ブンブン丸)の動画に、「ELECTRICAL COMMUNICATION」がBGMとして流れているという動画である。同曲と、男性の肥大化した陰部の動きとが妙にマッチした動画であり、一部の住人の間で話題を呼んだ。だが、それがいけなかった。
恐らく掲示板で生まれたと思われるソレが拡散した場所は掲示板ではなくTwitterであった。
Twitterにて多くの人の目を引いたこの動画は拡散していき、作者に直接その動画の存在を教える(恐らく不愉快目的で)ユーザーが出てきた。そして・・・
いつ頃から拡散されているのか不明ですが、拙作「ELECTRICAL COMMUNICATION」を使用した酷い内容の動画に関して。ちょっと言わせていただこう… 楽曲や関連した作品のイメージを壊すような、品性を疑う使い方をされていたことが正直非常に不愉快でした。
と尾澤拓実氏がツイートで反応し、この発言が誕生してしまったのである。
この事実は、まず一部のまとめブログが「淫夢民の仕業」であるとし再拡散した。実際に動画を作成したのは淫夢民(淫夢厨)の仕業では無く、ふたば☆ちゃんねるの住人の一人である(ただし、作者に直接ツイートで教えたとある人物は淫夢民の可能性が高い)が、このような記事の存在や、元からBMEなどに精通している者や各所で(悪い意味で)旋風を巻き起こしている淫夢民(淫夢厨)に「品性を疑う使い方」という尾崎氏の発言の一部が受けてしまい、「ELECTRICAL COMMUNICATION」が使われる場面や動画では必ずと言っていいほど「はい品性」「品性を疑う」などとコメントされたり、例のBME動画を使用したMAD動画が作られるなどネタ化してしまった。
作者自身は使われ方を大変嫌がっているにも関わらず、自身が言及してしまったせいで意図せず火に油を注ぐ形となっていまい、更にそのイメージがまとめサイトやTwitterのリツイート機能などによって拡散され定着する...という最悪の結末になってしまったのである。
故に視聴者内の「BME」並びに「淫夢」「ゲイポルノ」愛好者の皆様には、くれぐれも前述タグやキーワードを含まない動画への出張を避けて頂きたい。性的傾向・嗜好については押し付けず棲み分けることが不可欠だからである。
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