地雷戦法とは、主にファイアーエムブレムシリーズで実施される戦い方である。
概要
シミュレーションRPGで行われる戦法の一つである、主にファイアーエムブレムシリーズで言われることが多い。
すなわち、地雷のように自分からの攻撃を主眼とせず、敵の攻撃範囲内の有利な位置に陣取って敵の攻撃を誘い、反撃で敵を倒していくという戦法である。
弱い敵が多数くるため敵の頭数を減らしたいという場合に有効な戦法で、味方ユニットを無作為に放り込んでも勝てるような場合は無双とほぼ同義となる。
逆に敵が強い場合についても、自分から突撃すると陣形が崩れたり敵に囲まれて集中攻撃を受けたりする可能性があるため、自分から攻撃せずに敵のほうを突っ込ませて反撃で狩るという戦法は有効となる。
反撃で敵を倒しきれなくとも、敵側がこちらに突っ込んできてくれるため味方の後続ユニットでタコ殴りにすることが可能であり、安全に敵を殲滅できる。反撃で敵が倒せないような場合は釣り出しというほうが近い。
地雷戦法を行う際、次々に敵を倒していった結果やっつけ負けしてしまう可能性もあるので、敵味方をよく確認しそのユニットが大丈夫かどうかをよく考え、どこまで敵の攻撃範囲に食い込ませるかという位置取りを慎重に判断する必要がある。
また、この戦法は基本的に強いユニットでないと行えないため、強いユニットが経験値を得てさらに強くなり、弱いユニットは経験値がもらえず弱いままという2極化が発生しやすい。ご利用は計画的に。
実施方法
敵ターンに入る前に以下のような状況にしておく。
床床床味床
壁壁壁①壁
敵敵敵敵敵 味:味方
敵敵敵敵敵 敵:敵
壁:障害物(図は一例であり実際は場合による)
- 敵ターンに入る
- 敵は攻撃できるユニットを探し、①に移動して攻撃をしかける
- 味方は敵に反撃して敵を倒し、敵が消滅して①が空く
- 次の敵は攻撃できるユニットを探し、①に移動して攻撃を仕掛ける
- 3と4を敵がいなくなるまで繰り返す
- 敵ターンが終わった時、自分から攻撃する場合の何倍もの敵が倒せている
大量の敵の処理を短いターン数で捌くには実にシンプルかつ効率的な戦い方である。
適格者
実施方法からも分かるがこの戦法を実施できるユニットは限られる。この戦法を実施できる適格者の条件は次のようになる。
- 相手に攻撃できること
大前提。「味方は直接攻撃しかできないのに敵は間接攻撃してきました」となると反撃できないため地雷が成立しない。ただし、敵が直間両用武器だった場合自分から2マスの位置が埋まれば直接攻撃してくるようになる - 多数の敵に攻撃を受けてもやられないこと
「1回の戦闘で必ず倒せますが、敵の攻撃も必ず受けます」というユニットではやっつけ負けしてしまう。そのようなことの無いように次のいずれかの条件を満たすユニットを選定しよう。 - 1回の戦闘で敵を倒せること
1回の戦闘で敵を倒しきれないと敵の数が減らず地雷として成立しないばかりか、場合によっては周りを囲まれてしまう。そのため、地雷戦法を行うためには敵を1回の戦闘で倒せるほどの攻撃力が必要となる。敵を全て倒しきる必要がないならたまに攻撃が外れるようなユニットでも良く、敵を釣り出すついでに攻撃する程度でよいなら必須ではない。
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関連項目
- ファイアーエムブレムシリーズ
- シミュレーションRPG
- やっつけ負け(地雷戦法失敗時に起きる悲劇)
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