手単語

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手とは、ヒトやサルなどの腕の先にある器官である。複数の指があり、モノをつかむことができる。

概要

手は、手首で腕とつながっていて、手のひら（掌）と指からなる。指は内側に折り曲げることができ、とくに親指がほかの指と向きあうように曲がるので、モノをつかむことができる。またほかの器官と比べてより精密な操作を行うことができ、道具を使うのに適している。

手のひらは、とく手を折り曲げたときの内側のほうのことをいい、反対側は手の甲という。

右にある手を右手、左にある手を左手という。左右対称である。

その他の意味

• 囲碁や将棋などで石や駒を打つこと。
• 麻雀などで上がれる形のこと。
• 芸や武術の技のこと　例：四十八手
• 労力、作業のこと。　例：手の込んだ手抜き
• ある役割をもった人、あることを職業にした人。 例：歌い手、踊り手、・・
• 手段、方法のこと

曲名

• 手 - 大知正紘の楽曲
• 手 - 森山良子の楽曲

漢字として

意味

手、手ずから、指、腕、掌、持つ、取る、手でする、方法、筆跡、握る、技、手腕、スキル、仕事にする人、行為をする人。

〔説文解字・巻十二〕に「拳なり。象形」とある。

字形

手の象形。

音訓

音読みは、シュウ（漢音）、シュ（呉音）、ス（慣用音）、訓読みは、て、た、てずから。

規格・区分

常用漢字であり、小学校1年生で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第1水準。

部首

手は部首である。手に関することを表す意符として用いられる。偏に置かれる場合、扌の形になる。

語彙

手淫・手下・手記・手巾・手芸・手語・手工・手交・手札・手写・手術・手書・手足・手段・手談・手中・手法・手練・手話・手腕

異体字

• 𠂿は、〔説文〕に「古文手」とある異体字。〔玉篇〕には「古文」とある。𠦬は似ているが別の字。
• 𡴤は、〔字彙補〕に〔玉篇〕を引いて「古手字」とある異体字。

互換文字

• ⼿はUnicodeにおいて手と互換とされる字で、部首としての手を表す。

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