承とは、以下のことを表す。
人名
その他
漢字として
- 意味
- 命令を受ける、聞き入れる、うけつぐ、上からのものを下で受ける、制止する、捧げ持つ、奉る、捧げる、順序、という意味がある。
- また(丞と通じて)助ける、(拯と通じて)救う、という意味がある。
- 〔説文解字・巻十二〕に「奉ずるなり。受くるなり」とある。
- 字形
- 手+卩+𠬞の会意。跪く人を両手で持ち上げるという字。もともと金文では卩+𠬞という形で、さらに手が加わった。
- 〔説文〕は卩を節度の意味としているので、謹んで奉じる意としている。
- 音訓
- 音読みはショウ(漢音)、ジョウ(呉音)、訓読みは、うけたまわる、ささげる、うける。名のりに、つぐ、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 承意・承允・承引・承運・承恩・承歓・承顔・承休・承教・承業・承句・承継・承差・承旨・承志・承嗣・承事・承守・承受・承順・承正・承制・承接・承前・承諾・承知・承寵・承統・承認・承服・承平・承奉・承流・承露
異体字
- 氶は、〔集韻〕にある異体字。また漢の侯国の名とある。JIS X 0213第四水準。JIS X 0212補助漢字。
- 𢌼は、〔集韻〕に「或ひは𢌼に作る」とある異体字。
- 𢪻は、〔集韻〕に「或ひは𢪻に作る」とある異体字。
- 𢪐は、〔正字通〕に「俗承字」とある異体字。
- 𠄘は、〔碑別字新編〕にある異体字。〔魏王夫人元華光墓誌〕にあるとある。
関連項目
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