投げナイフ(なげ-)は、ナイフを投げること。ナイフを標的に当てる技術のこと。ナイフ投げ。
「投げるためのナイフ」のことを指して「投げナイフ」と呼ぶ場合もある。
概要
小刀や刃物を投げることは非常に古くから行われている。
サーカスなどの興行としても古くから見世物として投げナイフが存在する。リンゴに見事的中させたりする。
正確にはナイフではないが日本の忍者もクナイや刃物を投げ相手に負傷を与えていた。その際にはそれらの先端にトリカブト等の毒を塗っていたのである。
しかし毒を塗ってない状態の投げナイフは攻撃手段としてはあまり向いていないともされる。なぜなら、投げて使用するよりも近づいて斬ったほうが確実であり、しかもナイフが一本しかない場合、重要な近接戦の装備を失ってしまう可能性もあるからである。一方でダガーなどは基本は近接戦用の武器としながらも状況次第では投げて使うことがある。忍者の使うクナイや棒手裏剣、バイキング使う片手斧など、近接・投擲両方に用いられる武器というのは少なからず存在する。
また映画や漫画・アニメといった創作作品でもナイフ使いがよく使用する技術としても有名である。大抵は投げられたナイフは矢のように真っ直ぐ飛んで敵の頭にサクッ…がよくあるが、現実世界ではナイフを真っ直ぐ飛ばすのは至難の技といえる。投げられたナイフは基本的に回転しながら飛んでいくからである。
これらの作品の作り手もこれをわかっていてあえて真っ直ぐ飛ばすような描写を使ってる節もある。これは、両刃でシンメトリーな形状のためダーツのようにまっすぐ飛ばすことの出来るダガーとの混同が定着したもののようだ。
起源としては、兵士がベースキャンプなどでナイフを投げて遊んでいたという説が有力。訓練として投げナイフを取り入れているところも存在する。なお、投擲用のナイフは通常のナイフに比べ柔らかく折れにくくなっている。そのため、ナイフ本来の使用ができるものは少ない。そして、需要としてはどこからでも、そしていくらでも採取できる石を投げるほうが圧倒的に高い。
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