《最後の言葉》とは、Magic The Gatheringに存在する打ち消し呪文である。
ミラディン・ブロック2番目のエキスパンションであるダークスティールに収録されている。
カード性能
Last Word / 最後の言葉 (2)(青)(青)
インスタント
この呪文は打ち消されない。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
マナ・コストは(2)(青)(青)と、打ち消し呪文の標準である《取り消し》より(1)だけ重たい代わりに、打ち消されない能力も持っている。
相手の呪文をほぼ確実に打ち消すことができるという強みがあるが、打ち消しが入っていないデッキ相手だと少し重たいだけの《取り消し》になってしまう。
採用する場合は、メタや仮想敵などをよく考える必要があるか。
…と、言いたいところであるが、現在ではマナ・コストや能力は据え置きで、自身やチームメイトが呪文を唱えたターンは軽いコストでプレイできる《圧倒的な否定》という上位互換が存在するため、打ち消されない打ち消しが欲しいならばそちらを優先することになるだろう。
このように、決して弱いカードではないが、上位互換の存在により性能面では劣ったカードとなってしまっている。
なお、「この呪文は打ち消されない」とあるが、対処法はいくつか存在する。要は、打ち消さずに対策できればよいわけで、
- 呪文に「打ち消されない」を付与してしまう。もともと打ち消されない呪文は言わずもがな、そうでなくても夏の帳/Veil of Summerなどでも付与できる
- 呪文を打ち消さずに追放してしまう。例えば精神壊しの罠/Mindbreak Trapなどが該当する
- 対象をとる呪文なので、例えば偏向/Deflectionなどで対象を変更してしまうという手段もある
- 一時しのぎになるが、呪文を打ち消さずに手札に戻すという方法もある。粗暴な排除/Brutal Expulsionなどが該当する
- 変わり種としては、アーテイのおせっかい/Ertai's Meddlingがある。これは、呪文を追放するが、数ターン後にスタックに乗せなおす効果を持つ。最後の言葉の場合、戻ってきたときには対象の呪文はすでにスタックにないわけで、効果を発揮することなく墓地送りにされるだろう
フレイバーテキスト
先述の通り性能面では相対的に弱くなってしまっているが、このカードのフレイバーテキストは非常に魅力的であり、人気の高いものとなっている。
関連動画
関連項目
- 4
- 0pt