朱とは、以下のことを表す。
人名
- 朱治(156年 - 224年) - 後漢末の武将
- 朱駿声(1788年 - 1858年) - 清の学者。『説文通訓定声』などを著した
- 朱然 - 後漢末の武将
- 朱桓(176年 - 238年) - 後漢末から三国時代にかけての武将
- 朱祜(? - 48年) - 後漢初の武将
- 朱全忠(852年 - 912年) - 五代十国の後梁の建国者
- 朱熹(朱子、1130年 - 1200年) - 南宋の儒学者。
- 朱元璋(1328年 - 1398年) - 明の太祖
- 朱棣 - 明の永楽帝
架空のキャラクター
漢字として
- 意味
- 朱色、辰砂、(銖と通じて)愚か、という意味がある。
- 〔説文解字・巻六〕には「赤心の木なり。松柏の属」とあり、幹の中が赤い木とある。中国では古くから辰砂を顔料として使っていて、金文では朱を顔料や丹朱の意味で使っている。
- 字形
- 木の中心に太い点がある字で、象形もしくは指事。本や末と同じような造りの字である。
- 解釈としては、木の芯の赤いことをいうとする説(〔説文〕)、絑の初文とする説、株の初文とする説、丹砂から朱を採る方法を示すとする説などがある。甲骨文では地名に用いられ初義は定かではない。
- 音訓
- 音読みはシュ(漢音、呉音)、ス(慣用音)、訓読みは、あか、あけ。名のりに、あや、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 朱を声符とするものに、侏、咮、姝、茱、洙、邾、株、殊、珠、硃、袾、䇬、絑、銖、誅、鼄などがある。
- 語彙
- 朱印・朱殷・朱夏・朱顔・朱雀・朱竹・朱肉・朱墨
関連項目
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