構とは、漢字の構成要素の位置を表す語の一つである。四方、三方、左右を囲うように配置されるもののこと。
その他の意味
- 構(かじ) - カジノキの古名。梶とも書く
人名
名前に用いられる。
漢字として
- 意味
- 組み立てる、合わせる、構成する、家屋、カジノキ、セックスする、という意味がある。篝、遘、購、講などと通用する。
- 〔説文解字・巻六〕には「蓋(おほ)ふなり」、〔玉篇〕に「屋を架すなり」とあり屋根を組むこととある。また〔説文〕に「杜林以って榱桷の字と爲す」とあり、桷と通用する。
- 字形
- 形声で声符は冓。冓は組み紐の象形で組むという意味がある。
- 音訓
- 音読みはコウ(漢音、呉音)、訓読みは、かまえる。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 構会・構外・構桁・構殺・構思・構図・構成・構精・構想・構造・構築・構内・構難
異体字
搆
- Unicode
- U+6406
- JIS X 0213
- 1-57-76
- 部首
- 扌部
- 画数
- 13画
- 构は、構の簡体字。〔正字通〕に構の俗字とある異体字。枸の異体でもある。JIS X 0212補助漢字。
- 搆は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。〔集韻〕には別の意味で載っている。JIS X 0213第二水準。
- 𣕛は、〔重訂直音篇〕に構と同じとある異体字。
関連項目
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