内野手とは、野球・ソフトボールにおいて内野を守る選手のこと。
通常、捕手から見て右から一塁手、二塁手、遊撃手、三塁手の4人が配置される。捕手は内野手には含まれない。
概要
基本的に、一塁手と三塁手はそれぞれベースの近くを、二塁手は一塁と二塁の間、遊撃手は二塁と三塁の間を守る。古くは二塁手がその名の通りもっと二塁ベースの近くについており、遊撃手は投手と二塁手の間を守っていた。遊撃手が英語で「ショート・ストップ」と表記されるのはその名残と言われる。
一括りにされることが多い外野手と違い、内野はベストナイン、ゴールデングラブ賞、オールスターの投票などがポジションごとに設定されており、各ポジションごとの専門性はそれなりに高い。そのため、内野全てを守れるようなユーティリティ選手は小回りの利く選手として重宝される。が、それ故に特にプロでは決定的な武器のない内野手はユーティリティを目指すという事情や、二軍では様々なポジションを試されるという理由から、実際のところは「二、三、遊を兼任する守備と足はそれなりの選手」はたいていどの球団にも何人か存在している(Wikipediaでポジションが「内野手」と書かれているのは大抵こういう選手)。
一塁手以外は、守る際に左投げは不利とされている。これは右投げなら捕球した体勢のまま一塁に送球できるが、左投げでは身体の向きが逆になるため、送球が遅くなるという事情から。そのため左投げの二塁手、三塁手、遊撃手は一定以上のレベルにおいては皆無と言っていい。また、そもそもこれらのポジション用のグラブの購入が困難であるという問題もある。
打球を処理する機会が外野と比べても圧倒的に多いため、普通は外野よりも内野の方が失策数が多くなる。どれほどの名手であっても、シーズンをフルに出場し続けて無失策というのはほぼ不可能なことである(立浪和義が93年から94年にかけて、二塁手としてほぼ1年間無失策を続けたという例はある)。
特殊な例として、内野5人シフトというものが存在する。プロ野球においては、広島東洋カープ→東北楽天ゴールデンイーグルス監督のマーティー・レオ・ブラウンが好んで用いる戦術。詳しくは内野5人シフトの項を参照。
関連項目
投手 | 先発投手 / 中継ぎ投手 / 抑え投手 |
捕手 | バッテリー |
内野手 | 一塁手 / 二塁手 / 三塁手 / 遊撃手 |
外野手 | 左翼手 / 中堅手 / 右翼手 |
その他 | 指名打者 / 監督 |
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