狼煙(のろし)とは、
- 煙を使用した連絡手段。烽火や狼火とも書く。本項で記述する。
- のろし(お笑い) - 松竹芸能所属のお笑いコンビ。
- 狼煙 - ゲーム「信長の野望 武将風雲録」のオープニング曲。
- 狼煙 -NOROSHI- - jealkbのアルバム名。
- 狼煙(実況プレイヤー) - 実況プレイ動画を投稿している実況プレイヤー。→マイリスト
概要
まだ通信手段が発達していなかった頃によく使われていた連絡手段である。(可視光通信)
煙の色、順番、長短、本数等を連絡を取り合う双方で予め決めておき、それによって情報伝達する。
ルールは事前に取り決めておくもので国や地域によって運用法も異なるため、一概には言えない。
(例)やってきた敵軍の数によって煙の本数を変える
- 利点
- 欠点
狼煙を上げてみたい!
燃やすものがあるからと、何の用意もなしに突然上げてはいけない。
(SOS、遭難などの緊急時を除く)
- 戦闘のない現在の平時においては、山火事と間違われる可能性がある(届け出が必要)
- 万が一にも延焼して山火事・大火災となれば、放火のような重罪となる。
- 「火災とまぎらわしい煙又は火炎を発するおそれのある行為の届出書」
というものがある
- 狼煙(のろし)ってどうやって上げるの?達人に聞いて実際にやってみた (liginc.co.jp)
遭難時は半規則的な音を出すなどの手段もある。参考までに。(→SOS)
比喩
表記に「狼」の字が含まれているのは狼の糞を使うと沢山煙が出たからだとか。
現在でもきっかけを待って大きな行動に出る時に「狼煙を上げる」という言葉がよく使われている。
その他・トリビア
もちろんすべての情報伝達を狼煙に頼る訳ではなく、特性や長所の異なる手段、馬や飛脚、音(笛・鐘・法螺貝・太鼓など)、旗や火の光といった様々な情報伝達手段も用意される。一応花火のようなものもあった。
煙の長短という部分ではモールス信号と似た部分もあるが、モールス信号が使用されたのは1840年代のため狼煙の方が圧倒的に先である。
現在は軍用として狼煙が使われる事はないが、発煙や発炎といった「信号弾」やそれを発射する「信号拳銃」などは救難・警告・合図の装備として存在する。(15秒ほど発煙・発光が持続する)
タイヤを燃やすと真っ黒な煙が出るため、緊急時に存在を知らせるにはもってこい。(ただし有害なので吸引してはいけない)
信玄生誕500年を記念して、長野~山形県(300km)において狼煙でリレーが行われた。
※「第14回」とあるため、500年記念に一度だけやった訳ではない。
・信玄公生誕500年、狼煙で66か所300キロつなぐ記念リレー…2時間半かけ到達 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)
関連項目
- 2
- 0pt