癸(みずのと)とは、十干の一つである。
概要
十干の第10位である。五行は水、陰陽は陰。雨露、沼沢、小川を象徴し、伝統・努力・学問・知恵を意味する。
漢字として
- 意味
- 十干の一つ、測る、月経、という意味がある。
- 字形
- 台座の足の形の象形とする説、三又の矛の象形で戣の初文とする説、二つの木が交わる形とする説などがある。
- 〔説文解字〕には「冬時は水土平かにして、揆度すべきなり。水の四方より流れて地中に入るの形に象る。癸は壬を承く、人足に象る。」とある。冬や水は五行説に従ったものである。
- 音訓
- 音読みはキ、訓読みは、はかる、みずのと。
- 部首
- 〔説文解字〕では癸は部首を作るが、収めるのは癸のみである。
- 声符
- 癸を声符とする漢字には、揆、猤、葵、湀、鄈、楑、戣、睽、騤、闋などがある。
- 語彙
- 癸水
異体字
関連項目
- 1
- 0pt