「窪田等」(くぼた・ひとし)とは、「情熱大陸」等のドキュメンタリー番組や、任天堂の「Wii」「ニンテンドーDS」関連CMの丁寧でやさしい語り口に定評のあるナレーターである。
概要
工業高校にて放送委員会に入り、先輩の司会の素敵ぶりに影響をうけ、高校卒業時に富士通の技術職に就職して働きながら「ナレーター養成講座」に通った後、ナレーターに転身した。
転身後は仕事の本数も少なく、アルバイトをしながらナレーターの仕事をこなしていたが、本人曰く
アルバイトをしているうちはプロじゃない
とのことで早くプロになる事を夢見る毎日を過ごし、ふとした偶然からチャンスを掴み、「来た仕事は断らない」スタンスで実績を積み上げ、現在では、主に
といったスポーツや人間や自然にスポットをあてたドキュメンタリーや情報バラエティや
等CMや、
のナレーションを中心にアルバイトすることなくプロのナレーターとして活動している。
休みは月に2~3回で、ほとんど毎日何かしらの原稿を読んでいます。
これまでの1日の最高記録は8本。過去1回だけですけどね。1カ月では100本を超えたことがあります。
単純に1日も休まず30日で割っても1日4回弱。このときはさすがにたいへんでしたね。
※「F1グランプリ」では城達也の後任を務めた他、中江真司逝去後に任天堂関連のCMを引き継いだほか「トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~」のナレーションも担当した。
窪田等のナレーション手法については、
同じ文言を読むなら、短い尺(=時間)の中で急いで読むよりは、やっぱりゆったりめに情感を乗せて読んでいくのが好きです。「間に“思い”を乗せる」というかね。「絵=(映像)に自分の思いを乗せていきたい、言葉に思いを乗せていきたい」というのが僕の思いなんです。
僕はナレーションにちょっと喜びや悲しみ、思いやりを入れた方が視聴者に伝わるのかなあと思ってます。それにちょっと自分の色を出していきたいタイプなんですよね。だから淡々としゃべるのはあんまり好きじゃない。だかといってあまりオーバーにならないように気をつけてもいます。淡々とし過ぎず、過剰にもなり過ぎず。その辺は微妙なところですよね。
と語るように、過剰な主張にならないようにしつつ感情をこめて情景を語り、解りやすく落ち着いた口調で流暢に正しい日本語を話す安定感抜群のナレーションで、番組の感動をさらに増幅し、安心感を与えていると言われている。
仕事は「生きがい」と考えており、収録現場の緊張を楽しんでいるとの事で、
「窪田にナレーションをお願いしたい」と声をかけてもらいたい。
70歳になっても必要とされていたい。だからいくつで引退したいとか、一度も考えたことない。
可能な限り現役でやっていきたいと思っています。
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