それは、ある夏の夜に起きた、小さな・・・、とても小さな異変・・・
概要
紅魔館生化危機とは、ケト中佐によって投稿されている、「東方×シムズ×バイオハザード」をコンセプトとした動画である。小悪魔を主人公に据え、彼女の視点から異変の起きた紅魔館の中を探索していく。
ザ・シムズ2という、シム（ゲーム内に登場する人間たちの総称）達の一生をシミュレート
するという内容のゲームのプレイを録画し、編集することで作製されている。定点カメラを始めとして、各所に配置された手記、鍵の掛かったドアや謎解きなど、バイオハザードシリーズでお馴染みの要素がふんだんに盛り込まれており、その巧みな演出によって古き良きバイオの雰囲気を見事に再現している。
シムズの特性上、バイオハザードのような戦闘シーンがあるわけではないが、複雑にデザインされた広大な洋館が独特の不気味さと美しさを両立させているため、館内を徘徊する小悪魔を見ているだけで、十分に緊張感を味わうことが出来る。突発的恐怖シーンも存在するため、夜中にうっかり悲鳴を上げて近所迷惑にならないように注意が必要である。ただし、ドアが勝手に閉まるのはシムズの仕様なので、一々びっくりしないこと。心臓が保たないから。
2009年8月13日に1話目を投稿。以降、ゆっくりとしたペースながら継続的に動画が投稿され、2016年07月、七年の歳月を経て堂々の完結を果たした。
あらすじ
フランが館の中を自由に出歩くようになって一年が経過した、とある夏の夜のこと。主人であるパチュリーに命ぜられて茸を探しに外出していた小悪魔が帰って来ると、そこには異様な静けさに包まれた紅魔館があった。
門前にて控えているはずの美鈴はおらず、庭の地面には天狗が配達していったものと思われる新聞が、無造作に置き捨てられている。館の中に入ってみると、普段なら騒がしく働いているはずの妖精メイド達が、皆一様に姿を消していた。
事態を把握するため、メイド長である咲夜の部屋を訪れた小悪魔は、そこで部屋の主の残した手記を発見する。
それは、小悪魔にとって、長い長い夜の始まりであった・・・・・・。
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関連項目
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