習とは、中国語圏の人名である。
人名
習姓があり、名前にも使われる。
- 習禎(? - ?) - 後漢末から三国時代の武将
- 習鑿歯(? - 383年) - 東晋の歴史家
- 習仲勲(1913年 - 2002年) - 中国の政治家。八大元老の一人。
- 習近平(1953年 - ) - 中国の政治家。習仲勲の子
- 伍習(? - ?) - 後漢末の武将
- 脂習(? - ?) - 後漢末から三国時代の政治家
- 馮習(? - 222年) - 後漢末から三国時代の武将
- 梁習(? - 230年) - 後漢末から三国時代の武将
漢字として
- 意味
- 繰り返し行う、習う、習慣、かさねる、熟知する、親しむ、という意味である。
- 字形
- 諸説ある。甲骨文・金文の字形から、羽+曰の会意か羽+日の会意とされる。
- 白川静は、曰は祈りの書を収めた道具で、これを羽で払って祓いとする呪儀があり、これを表す字が習であるという。羽で繰り返し払うことから、繰り返しの意味が、過度に払うことから弄ぶ意味があるという。
- 〔説文解字・巻四〕には「數(しばしば)飛ぶなり。羽に從ひ白に從ふ」と、鳥が飛ぶ練習をすることから羽に従いまた習わしの意味があるとするが、金文では白には従わない。
- 音訓
- 音読みはシュウ、訓読みは、ならう、ならわし、かさねる。名のりに、しげ、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 〔説文解字〕や〔玉篇〕では部首である。〔説文〕ではほかに翫が属する。
- 声符
- 習を声符とする漢字に、摺、慴、槢、熠、謵、騽、鰼などがある。
- 語彙
- 習慣・習作・習字・習熟・習性・習得
異体字
- 簡体字は、习。
関連項目
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