自己啓発とは、自分だけは『あなたとは違うんです』と心の中で思い込み成功本を読み漁り、高額なセミナーへ通ったりすることである。
と、思われがちであるが、本来自己啓発とは、自分自身を訓練することにより、より高い能力やより広く深い知識を得て、より良い人生を送ることを目的とするものであり、それ自体に善悪は無い。
概要
断る力を持って、自分の人生を進めば、起きていることはすべて正しい。
上記はある意味自己啓発が目的とするものの本質をついている(説明は後述)。
自己啓発とは幅広い使われ方が可能である用語であり、いわゆる「自己啓発セミナー」や「成功本」によるものだけでなく、簿記や英会話の学習も自己啓発に含まれる。企業でも「自己啓発」という用語は普通に使われており、本来は「仕事を充実させ楽しい私生活を送るための自己訓練」といった程度の用語である。
社会や経済及び科学技術の変化に自分自身を対応させるため、また、現在の社会的地位(仕事上の評価含む)・経済状態を向上させることで充実した人生を送るために自己を訓練することは必須であり、その限りで自己啓発というものは有用である。
自己啓発は他人の知識、経験及び思考を自分に注入することで今までの自分に変化を起こすというものでもある。そのため、昔は「聖書」・「哲学書」・「偉人や一般人でも知っている有名人の伝記・著作」、現代ではそれに加え「成功本」や「自己啓発セミナー」及び「ビジネスセミナー(具体的技術よりは「心構え・思考法」を教えるものが多い)」というものが必要になることがある。
概要冒頭の「断る力を持って、自分の人生を進めば、おきていることはすべて正しい」は 豊かな快適な人生を送るために、不要なことは「断る」ことで労力と時間と費用を節約し、他人の意見に左右されずに「自分の(ための)人生を進めば」、その結果「おきていることはすべて正しい(自分が決めて選択した人生だから正しいと思わないとだめだよ)」という意味であり、これはある意味自己啓発が目指すものの一つの姿である。
自己啓発の注意点
1 自己啓発は手段であり目的ではないことを理解すること。
2 自己啓発で得た内容は実生活で活用し、知るだけで満足する「コレクター」にならないこと。
3 自己啓発の内容は著者の思考、経験及び社会的地位が反映されるので、「万人向け」の自己啓発は無い。
4 自己啓発を行う前に内容が倫理的か、反社会的でないかを十分吟味してから取り組むこと。
5 自己啓発の過程で構築された人脈には注意すること
6 自分にして欲しいことは他人にしてあげるという気持ちを持つこと(自己中心的にならない)。
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関連項目
- 自己啓発セミナー
- 現実
- 人生は神ゲー
- 人生は糞ゲー
- サイエントロジー(自己啓発セミナー系の新興宗教、トム・クルーズが入ってることで有名)
- アバターコース(サイエントロジーから派生した団体だが純粋な自己啓発セミナーに近い)
- 成功本
- 自助論(19世紀英国の自己啓発本。竹中平蔵や小泉純一郎が愛読している)
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- ページ番号: 4246438
- リビジョン番号: 3129828
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