概要
日本語を使用するに際して、普段から頭の中で和語や漢語と外来語を厳密に区別して使っている訳でもないので、いくら外来語を話すまいと思っても、無意識に口に出してしまうことをある。このことを利用して、宴会や集会などの席や、十柱戯などの試合と平行して行われる遊戯の一つである。
ニコニコ動画においては、主に家庭用の電子遊技機を使用した実況動画などで行われている「縛りという名の制限を上乗せした遊戯」の縛りの一つとして用いられる。
対して、英語教育の場においては「日本語禁止」が行われることがある。
遊び方
ここでは英語禁止を行う段取りについて(私なりに)説明する。
- まず、英語を言ってしまった場合の罰と試合の規則についての取り決めを行う。後々いざこざを起こさないためにも、ここはしっかりと行うことが大事である。言い換え様がない固有名詞は罰しないことは確認必須である。
- せーのの合図で試合を開始する。下手に英単語で始まりの合図を言うと、時たま難癖を付ける面倒くさい人が出てくるので注意すること。
- 試合中は各々会話を楽しんだり、他の遊戯に勤しんで、あたかも英語禁止なんて最初から行われていないかのように振舞いながらも、参加者から英語を口にさせる努力は絶えず惜しまないように。
- 誰かが英語を発したと思った時は、周りの参加者の目の動きを見つつ、必ず日本語に言い換えて指摘する。
- たとえ不本意でも、罰は甘んじて受けよう。
以下、飽きるまで3.から5.の繰り返しである。自ら笑いを取りたい場合はこの限りではない。話の上手い司会者や中立の判定者がいると、なお良い。
稀に、試合開始直後からすでに罰を受けるであろう人物が決まっている場合があるが、その場合はおとなしく降参しよう。周りの雰囲気を読む事も、非常に大事なことである。何故ならば、試合とは言えども、その主たる目的は場を盛り上げることにあるのだから。
地上波放送での扱い
毎年年始に放送されている番組『志村&鶴瓶のあぶない交遊録』内で『英語禁止十柱戯』という企画が行われている。ただしこの企画では、英語禁止に加えて、一投目もしくは二投目で全てを倒すか、特定の条件を満たすと美女からの熱い接吻をもらえるという、何とも羨ましい規則がある。
また、過去には三大芸人と称された、タモリ・サトウダイコンたけし・明石家さんまの3人による、英語禁止の要素を取り入れた『タモリ・たけし・さんま 三大芸人 世紀の孔球対決』が放送されており、これが英語禁止の元祖とも言われている。
関連動画
「英語禁止」「外来語禁止」「日本語縛り」などの単語で検索して頂きたい。
関連項目
- 日本語禁止
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