蒲原鉄道株式会社は、かつて新潟県五泉市村松甲1364に存在した鉄道事業者。
略称は「蒲鉄」(かんてつ)。
現在は鉄道事業から撤退しており、バス・タクシー事業者となっている。
概要
1922年創業。その名の通り、かつては鉄道事業を行っており、
最盛期は新潟県加茂市にある信越本線 加茂駅(新潟県)~新潟県五泉市にある磐越西線 五泉駅を
結ぶ鉄道路線を保有していたが、1985年に加茂駅(新潟県)~村松駅間が廃止され、
その後1999年、残る村松駅~五泉駅間もとうとう廃止され、蒲原鉄道は鉄道事業から完全撤退。
当時本社のあった村松駅には鉄道車庫があった。現在村松駅は「村松駅前バスターミナル」としてバスターミナルになっているが、鉄道がなくなったにもかかわらず「駅」を名乗り続けている。また、本社オフィスはバスターミナルビル3階に存在する。
なお、鉄道事業から撤退し、バス・タクシー事業者になった現在も、『蒲原鉄道』と企業名は変わっていない。
(ほかにも、既に鉄道事業から撤退しているにもかかわらず「鉄道」「電鉄」「軌道」を名乗り続ける企業としては、旭川電気軌道や夕張鉄道、九十九里鉄道、鹿島鉄道、善光寺白馬電鉄、東濃鉄道、鶴見臨港鉄道、有田鉄道、下津井電鉄、鞆鉄道等が挙げられる。)
その後同社はバス事業者へ転換するも、収支は悪化の一途をたどり、2010年に一般路線バス事業から撤退。
現在は五泉市のコミュニティバスの運行および高速バス1路線のみを運行する、こじんまりとした企業になっている。
高速路線
村松~新潟線
運行開始当初は新潟交通との共同運行であったが、現在は新潟交通は撤退し蒲原鉄道バス一社による単独運行となっている(新潟交通は撤退後も切符の発券等の運行支援には携わっている)。
運行ルート
※クローズドドアシステムにより、村松~安田、および新潟市民病院~新潟駅間のみの利用は不可。
川口・酒屋は乗車・後者とも可能。
停留所名 | 脚注 |
村松駅前 | |
今泉 | 旧:蒲原鉄道今泉駅 |
本町一丁目 | |
郷屋川二丁目 | |
太田新田 | |
論瀬十字路 | |
安田インター前 | 磐越道安田ICのこと |
⇔
停留所名 | 脚注 |
川口 | |
酒屋 |
⇔
停留所名 | 脚注 |
新潟市民病院 | |
中央インター前 | 磐越道新潟中央ICのこと |
女池インター前 | 新潟バイパス女池ICのこと |
県庁東 | 新潟県庁のこと |
がんセンター前 | 新潟県立がんセンター新潟病院のこと |
市役所前 | 新潟市役所のこと |
古町 | |
万代シティバスセンター | |
新潟駅 |
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関連項目
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