鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰?とは、童話『白雪姫』に登場する、魔法の鏡に対する台詞である。
概要
継母(または実母)が問いかけるという形で何度も登場しており、白雪姫のストーリーにかかわる台詞となっている。鏡は決して嘘をつかず、継母も鏡の言葉を信用している。
最初はこの問いかけに対する鏡の答えは「あなた」や「女王様」など、つまりは継母となっていた。しかし、白雪姫が成長してからは「白雪姫」と答えるようになる。
妬んだ継母は何度も白雪姫の始末を命じ、一旦は彼女が死んだと信じ込むが、その後鏡に同じ質問をしても「白雪姫」と答えるため、「白雪姫が実は生きていた」ということに気づいてしまう。
そして毒リンゴを食べさせた後に同じ質問を尋ね、白雪姫と答えなかったことで死んだと確信する。しかし、白雪姫が生き返った後の王子の結婚式に行く前に、鏡に再び問いかけてしまったことで、「白雪姫」と答えられて気分を悪くする。そして、最後には結婚式で婚約者の正体も白雪姫だったと知り、制裁を受けることになる。
白雪姫はもともとドイツ語の民話で、グリム童話としても収載されているため、この台詞も翻訳次第で「この世界で一番美しい女性は?」など表記ゆれが多く生まれている。
関連静画
関連項目
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