雑とは、いろいろなものが混じり合って、整理されていないということである。また、いい加減、という意味。
漢字として
雜
- Unicode
- U+96DC
- JIS X 0213
- 1-80-24
- 部首
- 隹部
- 画数
- 18画
- 意味
- 色の混じり合った、ものが混ざり合った、乱雑な、純粋でない、面倒な、集まる、一緒に、飾る、低俗な。(帀と通じて)めぐる。
- 旧字体は雜。
- 〔説文解字・巻八〕に「五彩、相ひ會ふなり」とある。
- 雑は雜を省略した異体字。〔字彙〕に「俗雜字」とある。
- 字源
- 形声。声符は集。〔説文〕に「衣に从(したが)ひ集聲」とある。
- 音訓
- 音読みはソウ(漢音)、ゾウ(呉音)、ザツ(慣用音)、訓読みは、まじる、あつまる、めぐる。
- 規格・区分
- 雑は常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。 1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 雑詠・雑役・雑貨・雑家・雑学・雑技・雑居・雑行・雑業・雑巾・雑具・雑芸・雑劇・雑言・雑魚・雑坐・雑作・雑誌・雑廁・雑処・雑書・雑食・雑色・雑然・雑草・雑多・雑踏・雑駁・雑兵・雑務・雑用・雑類
異体字
- 雜は旧字体で人名用漢字である。2004年に参考字体から人名用漢字に格上げされた。JIS X 0213第二水準。
- 𣠛は、〔集韻〕に「𣠛縣、海鳥、爰居なり」「通じて、雜と作(な)す」とある異体字。〔爾雅〕では雜縣になっている。
- 襍は、〔集韻〕に「或ひは衣・集に从ふ」とある異体字。異構の字。JIS X 0213第二水準。
- 𨿼は、〔重訂直音篇〕に「雜と同じ」とある異体字。
- 簡体字は杂。
襍
- Unicode
- U+894D
- JIS X 0213
- 1-80-23
- 部首
- 衤部
- 画数
- 17画
- 2
- 0pt
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