60式自走無反動砲とは、かつて陸上自衛隊が装備していた対戦車車両である。
概要
1960年に制式化された対戦車用の自走無反動砲。正式名称は60式自走106mm無反動砲で、「マメタン」の愛称があった。
戦後発の国産AFVである。無反動砲を搭載しているが、その発射音は大きく、爆炎も目立ち、敵戦車の戦車砲よりはるかに射程が短い。1発で敵を仕留められなかった場合撃ち返されるのは必至なので砲を1門増やしてセカンド・チャンスを与え、装甲化・自走化して操作員の安全性を高める、というコンセプトだった。しかし敵戦車の戦車砲より短射程という不利は安価=大量装備で補えるものでもないので、量産は253両で終了した。[1]
関連作品
動画
MMDモデル
関連項目
脚注
- *陸上自衛隊車両装備史;1950~1991 戦車マガジン11月号別冊
- *北海道・陸上自衛隊真駒内駐屯地で、日本の国土を守り続けてきた戦闘車両が引退 | FNNニュース/北海道文化放送. 2008/03/31 (Wayback Machine)

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