Terranとは、SF作品などで宇宙人から見た地球人を意味する言葉のひとつ。同種の英単語としてはアーシアン、アースリングがある。
この記事では、Blizzard Entertainment社の制作したRTSゲーム「StarCraft」シリーズに登場する人類の末裔の種族について解説する。
概要
技術発展が進む中、国際権力組織連盟(UPL)は徹底した支配と弾圧により、全人類を掌握することに成功する。
星間飛行技術開発に対しその運用にUPLは囚人としていた反逆者を提供。人工共感式兵站分析システム(通称ATLAS)により4万人が選出され、植民要員として4隻の艦艇で外宇宙へと送り出されたが事故により漂流、地球から6万光年離れた星域に飛ばされてしまい、地球の座標もデータ消失して連絡・帰還する手段を失う。
4隻はそれぞれ別の星への緊急避難を行うが、1隻を大気圏突入失敗で失う。残り3隻は不時着には成功したものの通信機や航行システムは破損。苦労の末に航行システムを再開発して他の船に乗船していた仲間と再会出来たのはそれから60年後だった。その間に各惑星ごとの勢力派閥が形成されることとなった。
ATLASも載せられていた艦艇ナグルファーの不時着先である惑星タルソニスの民は自らを中心とした連邦政府の樹立を提案するが、他の2惑星は隷属を嫌ってそれを拒否。タルソニスは独自にコプルル星域を開拓し勢力を伸ばし「Terran連邦」を名乗るようになる。
同種族同士での対立・抗争が続く中でTerran連邦によるコプルル星域の開拓が進められていったが、そこで未確認のエイリアン(Zerg)と遭遇、そしてそのエイリアンを殲滅した別の知的生命体(Protoss)とも出会うことになる。
このゲームに登場する人類の末裔たるTerranは、人体改造や遺伝子操作等に忌憚のない種族として描かれている。
特徴
- Terranの建物建造位置は他種族のような制限がなく、指定した位置に建設が可能。建設中、ワーカーユニットであるSCVは建設に掛かり切りになるため他の作業は出来ない。
- Terranの一部の建物はベースにAdd-Onを増設することにより、機能を拡張することが可能。
- Terranのユニットや建物はダメージを受けた場合に治療や修理を行うことにより元通りに戻すことが可能である。生体ユニットはメディック等で、機械ユニットや建物はSCVにより修復可能。修復には資源を消費する。建物に関してはダメージを受けすぎていると発火状態となり、修理をしないと徐々にダメージが進行して壊れてしまう。
- Terranの一部の建物は建築後に浮上させ、移動させることが可能。これにより建物を安全な場所で建造してから移動させて進軍したり、敵の攻撃から逃したり、空中からの視界確保に使ったりすることが出来る。移動中は建物内部でのユニット生産等は停止する。
- クローク(透明化)は技術開発により一部のユニットで使用可能となる。
- 他種族とユニット比較をすると、個々のユニットはもっとも脆弱だが、遠隔攻撃兵器を使用したフォーカスファイアによる集中攻撃を得意としている。
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