ニコニコ大百科

私は彼女のほとんど液状化した手に口を近づけ、ぺろりとひと舐めをした

ただ流れている川でも、名前が途中で変わるとまるで本質までもが途中で変わるかのようなエロスが生じる

カルメ焼き

>>4379142
それもあるかもしれない

ふむふむなるほど
こっちはセミはまだだ、童謡のムシの声に

過去を打つ男

出てきそうな何らかの虫が鳴いている

幽霊といえども元は人間であるようで、彼女は必要のないであろう脚でしっかとそこに立っていました

思考の生クリーム

蛭の様な滑らかさ

その貝は黄色い分泌液を出すが、日光に当てると紫に変化し、色褪せない。その深く美しい紫色は多くの王族や貴族の間でもてはやされ、王者の紫と呼ばれたという。

事実と虚構が入り混じってきた
虚構じみた事実をあたかも虚構かのように書けば…

彼女はそこそこの出来だと言って、昼食にチャーハンを出した。なるほど、そこそこのおいしさだ。明日もそこそこの料理をご馳走になるだろう。もし私の食事が全て彼女の作るそこそこな物に置き換わったら、私は何という幸せ者なのだろうと思った

夕暮れの空、その赤と得体の知れない何かが混ざったような色が嫌いだった

そのチェーン店で流れる曲は、18世紀に魔族が人を誑かすのに使った蠱惑の旋律を基にしているという

ごみ屑のような人生を送ってきたし、これからも送るだろうと思っている。全てが終わった時、私をちゃんと燃えるごみに出してくれる人はいるのだろうか。そう思うと分不相応な悲しみが湧いてきて、また私はごみ屑のような気分になるのだ

神が人の所作をイジらしいと形容するとき、そこにはあたかも人がネコの、サルの、虫の所作をイジらしくてカワイイとするあの種のような感覚を持ち合わせているのだろうか

そんなどうでもいい蘊蓄を垂れ流す彼を横目に、私は二杯目のグラタンに手をつけようとしていた。彼はまだ半分も食べていない。この男は食べに来たのか喋りに来たのか、少なくともその両方を同時にこなせない不器用な男であることは確かだった。

神はいないので、人の所作をイジらしいと形容するようなこともない
クチクラ層にて光が反射

不幸だと喚くことは簡単であるし、実際現在進行形で喚いているのだけれど、それでもその生活に漠然とした不安が忍び寄っているのは否定し難い事実だった。少なくともわたしの中では、それは現実味を帯びた事実だった。

ミーンミンミンみんみんミーン
ミンミンゼミとカラスとスズメらしき鳥が鳴き始めた

その一連の所作は、私の内に、何らかの感情を喚起したようだった

地球が起き始めた。
朝のバトンが東の方から回されてきたに過ぎないのだけど

筍を齧りながら、私は考える。もし彼女の言うように、私の所有する山にきのこが生えてきたとしたら。私は速攻でその山を売り払うだろう。間違いない

地球は1時間15度の速度で常に起き始め続けている

からくれないにみずくくるとは

ヒヨコがくるくると回る幻覚を見ながら、ふとこのイメージはどこから湧いてきたのだろうかと疑問に思った。どうしてヒヨコなんだろうか。どうして大量にいるのだろうか。そして、どうして回っているのだろうか。その考えに思考を割こうとした結果私は平衡感覚を失い、後頭部を強かに打って気絶した。

千早の本名

タンブルウィード

川向こうの集落から、またひょっとこ面が流れてきた。触った順に神隠しにあうので、迷惑極まりないのだけれど。