ニコニコ大百科

>>1050
たまに昔の作品で今の異世界ものと一緒くたにして話す奴がいるが、それは違うぞ。
明確に何がどう違うかというと俺も言葉にするのは難しいけどさ、今の異世界ものはそれまであった異世界ファンタジーとは一線を画す。そう、｢ファンタジー｣ではない、そんな感じ。

今の異世界ものは異世界に転生したり飛ばされたりしても、舞台が異世界なだけで全然違う世界を垣間見るワクワクが無い。
元の世界の専門知識、神から貰った能力、現代人にもわかりやすい｢ステータス｣や｢スキル｣などの表現、これら越しに眺める異世界は思いを馳せる見知らぬどこかではなく、｢スマホやゲーム機から、その中で作られた世界を見ている｣だけにしか俺には感じない。

いっそSAOやログホライズンのように｢ゲーム世界｣だと分かった上で見る物ならいいが(いや、ログホライズンはゲーム世界と酷似した異世界だったか)、それを｢異世界ファンタジー｣として売り出すから違和感があるし、正直思ってたのと違う感がする。
それが大量生産されて出てくるもんだから、もはや自分が本当に好きな｢ファンタジー｣をその中から探すのも疲れ、飽きてくる。

この作品で言えば、現代世界から呼び出された子たちは勇者としてもてなされ、便利な神器も渡され、戦いもアスレチック競技っぽいシステムになっていて今の異世界モノみたいに至れり尽くせりされてるようにも見える。

ただ、これが今の異世界ものと同じかというと、自分の殻に閉じこもるような要素が無い、というだけでも大きく違う。
主人公のシンクは｢(ジュニアの大会に出るようなランクであるとはいえ)ただの運動ができる少年｣で、それ以外には何もない。頭脳に関しては、むしろ小賢しい事を考えられるほど足りてすらいない。
自分の手元の小さなセカイに落とし込むことなく異世界を歩くから、そこには冒険が生まれ物語が生まれ、見る側は自分のいるところとは違う世界に行ったような気分にさせられる。

なんだろうな、長々と要領の得ないことを書いたけど、昔の俺たちに異世界を見せてくれた様々な作品を、今の異世界のようでセカイ系のような作品のせいで嫌いにならないでほしい。

競技で戦争するのってどんな感じなんだろうって見たけど
普通のバトルアニメとほとんど変わらなくて肩透かし
でも王道な感じで面白かったな

俺は１期派だわ
シンクの冒険譚って感じでよくまとまってたと思う
シリアスが好きってわけじゃないけど
やっぱシリアスがないと起承転結がイマイチぼやけるんよね

最近阿澄佳奈の忍者キャラが人気らしい

1期はノンストレスなろう系に対するお手本みたいな作品なんだよな　トラハから続く過去作からみて自己の固定ファンが納得しつつその他ファンを広げられる内容を追求したのか自分が書きたいものを書いたのかわからんレベルで安心感のある世界観を演出しつつシリアス展開書いても世界観から収まるべきところに収まるだろうという安心感がありつつもハラハラさせる演出を描くというとんでもない1期

スタッフがスタッフだから
なのはと差別化しようとした要素がちょくちょく裏目に出てるけど2期以降はバンクとか作り始めてややなのはに戻し始めてる気はする。