はかいのいでんしとは (ハカイノイデンシとは) [単語記事]

はかいのいでんしとは、以下の物を指す

ポケットモンスター金・銀に登場するアイテム。当記事で解説。
生㌔P制作のボカロオリジナル曲。1が元ネタと思われる。

概要

金銀版のハナダシティ北・24ばんどうろにある川、かつてハナダのどうくつがあった岩山の近くに落ちている。隠しアイテムなので見つけるにはダウジングマシンがほぼ必須になる。落ちてる場所の近くにいる男性がダウジングマシンに反応があることを教えてくれる。
入手場所とその名称から、その遺伝子の本来の持ち主はどう考えてもかつて最強と謳われたあのいでんしポケモンである。

効果はポケモンに持たせることで発揮され、持たせたポケモンを繰り出すとそのポケモンは攻撃力が2段階アップする代わりに混乱状態になる。自分に「いばる」がかかったのと同じ状態になるというわけである。
ただし、この混乱状態は通常のものと違い、ターンが経過しても自然に解けることはない。ポケモンを引っ込めれば解除されるが、その場合は当然攻撃力も元に戻る。ポケモンスタジアム金銀では何故か通常通り自然に解除される。
ちなみに、「一度ポケモンに持たせると二度と預かることができなくなる」という噂があるがこれはデマである（当記事でも長らく間違って記述されていたので注意）。

常に混乱しているのは危険なものの、混乱状態でも必ずしも自滅するわけではなく50％の確率で普通に攻撃できる。その場合は2段階アップ、すなわち2倍に跳ね上がった攻撃力によるダメージが相手に飛んでくるわけで非常に脅威となる。
かつてはこれを持たせたケンタロスにはかいこうせんを連打させ、そのパワーでゴリ押しする「狂牛病型」と呼ばれる運ゲー戦法が取られたこともあった。先に記した通りポケスタ金銀では自然解除もされるのでさらにリスクが少なかった。他にも「バトンタッチ」を使って「にがいきのみ」や「きせきのみ」を持たせたポケモンにその攻撃力アップを引き継がせ、同時に混乱を解除するという戦法もあった。

このアイテムは金銀版にのみ存在しており、第3世代以降には登場していない。金銀リメイクであるハートゴールド・ソウルシルバーでも再登場することはなかった（代わりにハナダのどうくつ自体が復活し、例のポケモンも出現する）。
これは混乱状態を無効化する特性「マイペース」との兼ね合いがあるためだろう。仮にこの特性と組み合わせた場合、こだわりハチマキ以上の強化値でしかも行動制限がない強力な物理アタッカーが生まれることになる。他にもダブル・トリプルバトルならば味方のポケモンに「なげつける」で「キーのみ」をぶつけてもらうと言った方法でデメリットを帳消しにすることができる。