ビル・フィリップスことアルバン・ウィリアム・ハウスゴー・フィリップス(Alban William Housego Phillips、1914〜1975)とは、ニュージーランド生まれの経済学者である。
ニュージーランド出身者では恐らく史上最高の経済学者であろう。だが生涯のほとんどを過ごし業績を為した場はイギリスのロンドンである。また残念ながらネガティヴな方向でではあるが、日本とも浅からぬ縁をもつ人物である。
1958年に発表した「フィリップス曲線」(Phillips curve)は同時代の経済学者や政治学者に多大な影響を及ぼし、また現在に至るまでマクロ経済学における重要な基礎理論のひとつとなっている。
一言で言えば、インフレ率と失業率がトレードオフの関係にあることを示す図である。
トレードオフとは2つのうち、どちらかを上げるともう一方が下がる関係である。例えば、遊ぶ時間を増やせば勉強する時間が減る。勉強する時間を増やせば自由に使える時間が減り、両方を同時に増やすことはできない。なので自由時間と勉強時間はトレードオフの関係にあるといえる。
これは正確には「物価版フィリップス曲線」という。インフレ率が高くなると失業率が高くなってしまうことが分かる。
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最終更新:2024/04/25(木) 19:00
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