アルバートとは、ファイナルファンタジーXIVの登場人物である。
ヒュム族(ヒューラン族)男性、31歳。
フルネームは「アルバート・ヒルフィスト」だが、苗字が作中で出てくることはない。また、用いていた偽名も「アルバート」。作中の言語における表記は異なるが、発音はほぼ同じとされる。
初登場は蒼天のイシュガルド編。その後しばらく間が空いて、漆黒のヴィランズ編で重要な役割を担う。
当初は「光の戦士」と呼ばれるプレイヤーに対して「闇の戦士」を名乗る。仲間たちとともにアシエン・エリディブスの指示の下で動いているが、アシエンと思惑が完全に一致しているわけではない。
「闇の戦士」だけにジョブは戦士のようである。血にまみれた斧「ブラビューラ・シャドウ」を振るう。
元々は「第一世界」と呼ばれるプレイヤーたちのいる「原初世界」とは別世界で、プレイヤーと同じく「光の戦士」と呼ばれていた英雄だった。しかし歴史の裏側で暗躍していたアシエンの2人を討ち取ったことで、もともと第一世界で光の力が強まっていたところで大きな闇の力が失われ、臨界点を超えて「光の氾濫」が発生。第一世界は光に飲み込まれて滅亡を待つだけの世界になった。
「光の戦士」なんて肩書を背負ってたからじゃねぇ。
最初はただ、旅の中で出会った奴に、
手を貸しただけだったんだ……。
その後、アシエン・エリディブスに「第一世界の人々の魂だけでも救う方法がある」と唆され、原初世界へと渡り、そこで第一世界の原初世界への統合……つまり霊災を引き起こすべく行動を進める。
やがて光の戦士・暁の血盟との直接対決となるが、ウリエンジェの機転によりハイデリンの使徒となったミンフィリアと引き合わされる。ミンフィリア曰く、光の戦士と闇の戦士たちが持つ光のクリスタルと自分の力があれば、第一世界に渡り光の氾濫を止められるという。
それを受けて、自分たちも第一世界に連れて行くようにミンフィリアに頼み、光の戦士に忠告を残して去って行った。
甘ッタレだったのは、こっちも同じさ。
だからこそ、俺たちの過去にも等しいお前に、伝えておく。
重要なのは、光か闇かじゃねぇ……お前自身の意志だ。
原初世界と第一世界の時間の流れは異なり、光の戦士が第一世界を訪れた時には光の氾濫から100年が過ぎていた。
光の氾濫はミンフィリアによって止められたものの、既に世界の9割はまともな生物の棲めない「無の大地」となっており、アルバート達は「光の氾濫を引き起こして世界を滅ぼしかけた大罪人」として知られており、「光の戦士」もまた大罪人を意味する言葉になっていた。
第一世界に戻ったとき、仲間たちが続々とその命を力に換えて光の氾濫を止めようとする中、アルバートもそれに続こうとするがミンフィリアに「あなたはまだ消えるべきではない」と制止され、ただ独り取り残された。
とはいえ、既に肉体はなく亡霊も同然の存在であるアルバートは、誰にも見えず、声は届かず、物に触れることもできない。やがて長い時間の中で彼は孤独に苛まれ、意識も自分の姿も曖昧になっていった。
しかし100年が経過して光の戦士が第一世界を訪れたことで、状況が変わる。急に意識が冴え始め、何かに引き寄せられるかのように光の戦士の元に辿り着き、そこで自分の姿も取り戻す。そして何故か光の戦士にだけは自分の姿も声も認識できることを知り、以後は光の戦士がこの世界で何を為すかを見届けるべく、なぜ自分だけが残されたのかを知るべく、その旅に同行することを決めた。
旅先ではたびたび光の戦士に語り掛け、自分たちが第一世界を冒険していた頃にそこで何があったかなどを教えてくれる。ただその結末が今の滅亡寸前の第一世界ということもあり、どこか物悲しい。
その旅の果て、アシエン・エメトセルクが創造魔法で再現した古代文明の都市「アーモロート」で出会ったヒュトロダエウス(の再現体)から、自分と光の戦士との関係を知ることになる。
かつてひとつだったこの世界が14に分かたれとき、ほぼすべての魂も同じように14に分かたれた。光の戦士とアルバートの魂は、その時にあるひとつの魂が分かたれたものだという。光の戦士だけがアルバートの姿を見て、声を聞くことができるのもそのためである。また、ヒュトロダエウスによると2人の魂は変わった色をしているとのこと。
そしてアシエン・エメトセルクとの決戦の最中、光の戦士はこれまで取り込んだ光の力が暴走し、魂が壊れてモンスターになりかける。それを抑えられるリーンも負傷し、もはや万事休すとなったとき、アルバートが問いかける。
…………なあ。
あと1歩進む力があったら、この世界を……すべての世界を、救えるか?
その問いに対する光の戦士の返答を受け、自分が残された理由を理解し、心を決める。
なら……魂ごと、持っていけ!
世界はまだ 終わらせない
冒険は どこまでだって続いていく――!
自分の魂を光の戦士に捧げることで壊れかけたその魂を修復し、それがアシエン・エメトセルク打倒の起死回生の一手となった。
名前の後の()の中身は、アルバートが「闇の戦士」として活動していた時に用いていた偽名と肩書。
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最終更新:2025/12/06(土) 13:00
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