アンソニー・ファウチ

人物 アンソニー・ファウチ 基本情報 生年月日 1940年12月24日 生誕地 アメリカ合衆国・ニューヨーク州 没年月日 -- 死没地 -- 出身地 アメリカ合衆国・ニューヨーク州 国籍 アメリカ合衆国 本名 Anthony Stephen Fauci 別名 -- 職業・肩書 医師 備考・その他 アメリカ国立衛生研究所　所長 人物テンプレートボックス

アンソニー・ファウチ（Anthony Stephen Fauci、1940年12月24日 - ）とは、アメリカの医師、感染症の専門家である。アメリカ国立アレルギー・感染症研究所（NIAID）の所長。

概要

ニューヨーク州出身であり、薬剤師の家庭で育った。1966年に、コーネル大学医学部を卒業。1968年にアメリカ国立衛生研究所（NIH）に入所。

1981年6月5日に、「奇妙な肺炎の様な症状」を発した感染症患者を担当する。この時のことをファウチは、「鳥肌を立った。」「ある種の新しい微生物でした。」「好奇心を抑えきれなかった」と語っている。この患者を担当して以降、ファウチは感染症について熱心に研究する様になった。1980年代に入り、HIVウイルスの臨床試験（HIVウイルスが人間の免疫機能をどの様に破壊するかの実験）をしていた所、レーガン政権に抗議するデモ参加者から非難を浴びる。中でも、劇作家のラリー・クレイマー（2020年5月27日、肺炎で死去）からは、「殺人犯」扱いされたり、クレイマーの劇の中でファウチをモデルとした悪役を登場させられる等、目の敵された^[1]。

1984年アメリカ国立アレルギー・感染症研究所（NIAID）の所長となる。それ以降もファウチが所長を務め続けている^[2]。 2014年、バラク・オバマの方針に従って、コロナウィルスの研究を武漢ウィルス研究所に委託することを決定する。武漢ウィルス研究所に、コロナウィルスの研究資金として、340万ドル（3億6000万円）を提供^[3]。ファウチは、武漢ウィルス研究所をコロナウィルスの研究の委託先として、積極的に推し進めた^[4]。

関連項目

• 武漢ウィルス研究所
• チャイナ・ウィルス
• バラク・オバマ
• ヒラリー・クリントン
• 民主党（アメリカ）

脚注

1. *BBC News 2020年3月25日　Anthony Fauci: The face of America's fight against coronavirus
2. *NIAID「Interview with Dr. Anthony S. Fauci」
3. *米中最終決戦 アメリカは中国を世界から追放する　（著者）藤井厳喜（出版）徳間書店　P80
4. *日経バイオテック2020年6月26日