エマニュエル・トッド(1951~)とは、20世紀末から21世紀にかけて活動している歴史学者・人類学者である。
フランスの歴史人口学・家族人類学の大家であり、現代社会に関する提言から歴史学者の中では割合知られた人物である。また作家ポール・ニザンの孫である。
歴史学者としては、世界中の家族の在り方を分類し、家族形態の差異が社会に大きく影響を与えること、ローラン・サガールの研究を踏まえてこうした家族形態には一定の傾向があること、などを明らかにし、一躍脚光を浴びた。
しかし一般的には、エマニュエル・トッドは現代社会の行く末に対して予言じみた提言を行い、ここで仮説を立てた未来図が実際に実現する、ということを何度も繰り返し、思想家として割合知られた存在である。トッドは社会に歴史的な変化をもたらす要因を、識字化と出生率とみなす。識字化=革命=出生率低下というシークエンスが、一定の留保をつけつつも、おおよそ標準的であるとするのだ。
この結果ソ連崩壊、アメリカの衰退、イスラーム社会の転換を的中させ続け、時代の寵児となっているのである。
近年はかつてほど大きな主張はしていないが、グローバル化に歯止めをかけ、「保護貿易」主義へと舵を切るべき、という提言を行っている。
掲示板
25 ななしのよっしん
2025/02/11(火) 15:54:50 ID: ERc6l93u82
家族制度に関する論考は現代の社会の違いを理解するうえでの一助であってそれだけで持って何もかもを測れる万能器具じゃないだろ、文明の生態史観とか色々合わせて総合的に判断するならともかく
西洋が没落してるのはわかるが没落した結果のポリコレであって因果関係が逆だろと思うし金も人も信用も使い尽くした死にぞこないのロシアが今後勃興するわけもないのに陰謀論者があの本で歓喜してるがマジでバカどもだなと
26 ななしのよっしん
2025/08/25(月) 19:50:32 ID: GVn5IokEFh
この人の本を直接読んでないからこの人自身がどれほどガバガバかは知らんけど、
ラジオなりネットなり新聞なりでこの本やたら持ち上げてる自称識者の9割は文章力が中学生並みのクソガバガバ。特に主語がクソガバガバで、
「アメリカは何々の数値がロシアより低いから、西側の能力はロシアより低い。」「EUは何々の数値がBRICSより低いから、西側はロシアより能力が低い。」
みたいに米とEUと西側と欧米を混同して同じ文章内で主語がほいほい変わってるようなのばかりだった。
27 ななしのよっしん
2025/10/24(金) 21:38:50 ID: ekB6NW40Zc
専門でないものに口出してる時点でも論外だが、反米(その巻き添えで西側批難)ありきの論と片手落ちが多いのが
アメリカはドル依存や経済ばかり優先して生産が衰えて怠惰になった。それに対して米や西側にGDPで遥かに劣るはずのロシアは武器を沢山生産をしてる(から米は駄目だ)…GDPの時点で突っ込みどこだが、その生産とトレードオフになる財政などの問題は無視したりとかザラだし
予測も理由が的外れでも結果が雑に当たったり、-100になるって豪語して実際は-10程度でもマイナスになったから的中なんて言い方はできるしな
ネットやメディアでウケそうな過激なフレーズのオンパレードだから本は売れるよな本わねって感じ
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最終更新:2025/12/23(火) 22:00
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