カルマ (Karman)とは、
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カルマ(Karman、業、造作)とは、インド宗教の用語である。サンスクリットでのもともとの意味は「行為そのもの」のことである。
元は古代インド哲学の用語で、行為はなんらかの報いを生じるという考え方である。仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教などにそれぞれのカルマの思想がある。日本には仏教用語として輸入された。よくある誤解に「果報をもたらす神秘的な力」といった解釈があるが、そのような類のものでは決してない。
因果思想と組み合わさった結果「良いこと(良い業)を行えば良いことがおきる」とされたり、輪廻思想と組み合わさった結果「前世の行い(前世の業)が今の人生に影響を与えている」といった論理展開に用いられることとなった。これらの思想において、業は善悪に応じた果報をもたらし、転生によって失われることもないのである。たとえば善業を積んだら来世は善人に、悪業を積んだら悪人になるというような考え方である。
仏教では、身業、口業、意業の三業に分けたり、共業、不共業の二業に分けたりいろいろな区別がある。
また、仏教においては思考も行為の一つとして考えられるため、「思考行為そのもの」を指す用語として思業という用語が存在する。
19世紀にオカルトブームが欧米にて起きたのに伴い、多くのオカルト研究者が「神秘の秘儀」をチベット仏教系密教に求めた結果、カルマの概念も欧米へと輸入された。一部の欧米産のゲームにパラメータ名としてカルマが出現するのはこの影響だろう。ただし、原義から少し離れ、「行為の結果」や「果報をもたらす神秘的な力」、「ある種の徳」といった風な解釈をされていることが多いようである。恐らくオカルトブームの時点で原義が正しく伝わらなかった結果なのだろう。
掲示板
82 ななしのよっしん
2022/03/10(木) 17:18:01 ID: SEWGtUx5ws
カルマ制を導入するといかに値を下げずに利得を最大化するか、あるいは非道を働くかに知恵を絞るという
本来の意味、意図とは全く逆の指向性が生まれるのが何とも人間の業の深さを感じさせる
83 ななしのよっしん
2022/03/10(木) 17:22:42 ID: DicNy9UpR7
業が深いのは自然に反したルールを作る側なんだよなあ
利益を最大化するのは人間として正しいが何故かそれに逆らうルールを作ってしまう
84 ななしのよっしん
2022/03/10(木) 20:12:04 ID: /+4QILSNi8
>>81
コメント新着にカルマとガルマと狩魔が並んでて何か吹いた
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/09(月) 10:00
最終更新:2024/12/09(月) 10:00
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