キョクアジサシ(Arctic tern)とは、チドリ目カモメ科に属する渡り鳥である。極鯵刺。
学名はSterna paradisaea。北極圏と南極圏とを行き来する、最も長距離の渡りをする鳥類。その飛翔距離は年間3万kmに及ぶと推測されていたが、近年の研究で渡りの経路が蛇行しており、7~9万kmに及ぶことが判明した。経路が蛇行しているのは、卓越風を利用して渡るためと考えられる。キョクアジサシの寿命が30年程度であることから、一生涯のうちに移動する距離は240万kmと推算される。地球と月とを優に3往復できる距離である。
体長35cm、体重100gほどの中型の鳥。頭部は黒いが、喉から腹部は白く、背面は灰白色。嘴と脚は赤いが、冬羽に換わると黒くなる。北極圏で繁殖し、冬が近づくとヨーロッパ地方、アフリカ大陸の西海岸、あるいはアメリカ大陸の西海岸を南下する。そして南極圏で冬を越え、再び北極圏まで北上する。北極圏と南極圏の両方で夏を過ごすことから、「白夜を求めて旅をする」と形容される。日の光の中にいる時間が、ほかのどの生物よりも長い鳥である。
国際自然保護連合(IUCN)による保全状況の評価は軽度懸念(低危険種)であり、今のところ絶滅のおそれはない。
ホッキョクアジサシとして紹介。
1:06、13:03、13:07に登場。
掲示板
7 ななしのよっしん
2017/07/24(月) 13:44:10 ID: zrgVp0B+ob
飛行距離の雄とされることが多いけど渡りの直線距離で言えばオオトウゾクカモメも同程度だし単純な飛行距離ではアホウドリやアマツバメ、グンカンドリなども卓越しているように思われる
8 ななしのよっしん
2018/09/02(日) 00:50:12 ID: D94sRD9Q/S
やっぱ名前じゃね?
全然違う所のだけど「乙女の祈り」なんてこんな曲大したことねーよって当時から叩かれまくってたらしいけど生き残ってるしやっぱ名前に印象あるのって大事なんじゃないかな?
んで、挙げた種の内アマツバメ以外はキョクアジサシよりかなりでかいからそこのとことか?あんなちっこい身体でよくもまあみたいな感じ?
アマツバメもちっこいけど極地までは行かないし、名前で言うならあーツバメなら渡りして当たり前だよなーみたいなそんな感じ?
9 ななしのよっしん
2024/08/24(土) 23:10:36 ID: +pHXyRTJgs
漫画『アフター0』に曲アジサシのエピソードがあってそれでこの鳥を覚えた。
なおこの話は『アフター0』でも良エピソード。
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最終更新:2025/12/06(土) 02:00
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