ジェイアールバステック

ジェイアールバステックとは、JRバス関東の完全子会社の事業者である。

概要

その前身は国鉄の関連会社であった「日本交通観光社」（略：日交観）である。最初は国鉄バスの自動車駅の業務委託が事業の中心で、後に鉄道駅の業務委託、旅行業・保険代理業にも進出していた。

1987年の国鉄分割民営化に合わせて日交観も地域ごとに分社化され、日交観そのものはJR東日本の子会社として、JR東日本エリアの事業者として残った。

その後、2000年にJRバス関東の子会社（JR東日本から見ると孫会社）になり、JRバス関東の高速バス受託運行などを行う事業者となった。

日交観の事業を引き継いだ会社のうち、東海交通事業と並んで直営で旅客輸送事業を行っている事業者でもあった。

2025年に入ってジェイアールバス関東への路線移管が相次ぎ、6月20日に東名ハイウェイバスで・30日に最後まで残った御殿場プレミアム・アウトレット号でラストランを行い路線バス事業から撤退した。今後はバス整備と警備・誘導・旅客案内業務に専念する。

事業内容

• 路線バス運行事業
• 路線バス運行受託事業
• 洗車・清掃受託事業
• 旅客案内業務

など多数

かつて運行していた路線バス

直営路線

• 東名ハイウェイバス（※JR東海バス・JRバス関東との共同運行 東京駅-静岡駅-名古屋駅）
• 御殿場プレミアム・アウトレット号（東京駅・バスタ新宿-御殿場プレミアムアウトレット）

受託路線

• つくば号・ミッドナイトつくば号
• かしま号
• はさき号
• 新宿-常陸太田線
• あみプレミアム・アウトレット、龍ヶ崎ニュータウン線
• ドリーム岡山・広島号

車両について

いすゞ・ガーラ（KL-LV系 いわゆるガーラ2000）、三菱ふそう・エアロエース（BKG-MS9系）、三菱ふそうトラック・バス・エアロキング、日産ディーゼル・スペースアロー、日野・セレガ、バンホール・アストロメガを所有しており、エアロキングとスペースアロー以外は自社で導入した車両だった。

これらの車両は「スワローエクスプレス」と名付けられ、車両正面には国鉄バスから受け継いだJRバスグループのシンボルマークであるツバメを正面から見た図柄を配している。一部の車両はジェイアールバス関東の塗装のまま使用していた。

関連項目

• JRバス関東
• 東名ハイウェイバス
• 東海交通事業