ジェニングスとは、「銀河英雄伝説」の登場人物である。
自由惑星同盟軍人・中佐。外伝「螺旋迷宮」の登場人物。
OVAでは金髪に碧眼、怜悧そうな顔立ちの青年として描かれている。
惑星エコニアの捕虜収容所副所長であり、「螺旋迷宮」中、随一の不幸に片思いされた人物である。
宇宙暦787年7月ごろにエコニアの捕虜収容所に着任した副所長。
着任以後、官僚的才能に由来する自身の勤勉と義務感(自己申告)から、深夜三時の収容所内巡回を行っており、毎夜おおくの居住棟のうちどれか一つを巡るのを習慣としていた。
その翌年、ヤン・ウェンリー少佐が参事官として着任した11月9日の深夜(翌10日未明)、彼は東一七号棟を巡回中、不幸に一度目のプロポーズを受ける。プレスブルク中尉の指揮する帝国軍捕虜の大規模な暴動に巻き込まれ、人質として拘束されてしまったのである。
プレスブルクらはジェニングスの身代わりとしてコステア大佐の身柄を要求したが、収容所側がそれを飲めるはずもなく、代わりにヤン少佐と参事官補フョードル・パトリチェフ大尉が派遣された。無論ジェニングスは解放されることとなり、後ろめたさを感じつつも東一七号棟を出る。こうして、第一の不幸は去っていった。
しかし、不幸に二度目の襲撃を受けるのはそう遠いことではなかった。
彼が解放されてすぐ後、コステア大佐はヤン少佐とパトリチェフ大尉ごと暴動を鎮圧しようと図り、砲撃を開始する。ジェニングスはその余波を食らって全身打撲の負傷を受け、入院加療を余儀なくされたのである。さして重傷というわけでもなかったが、結局のところ、この騒乱の後始末はヤン少佐とパトリチェフ大尉、そしてこの二人の報告で派遣されたタナトス警備管区のムライ中佐によって片付けられ、ジェニングスの出番は無かったようである。
ちなみに、原作どころかOVAでも台詞は無かった。不幸である。
所長コステア大佐とは、うまが合うとはとても言い難かった。
コステア大佐は暴動時59歳、軍専科学校出の叩き上げでもはや退役まで昇進は望めない立場なのに対し、ジェニングスは36歳で中佐、コステア大佐以上の官僚的才能を持つエリート(コステアの少佐昇進は46歳)であるから、両者が噛み合わないのはむしろ当然とすら言える。
じっさい、コステア大佐はジェニングスの毎夜の巡回を「不眠症の中間管理職が、上司にたいするいやがらせのために自分の症状を利用しているだけにすぎない」と考えているらしく、パトリチェフ大尉に「心が泥水(編注:コーヒーではない)で洗われるような人間関係」と評されているほど。
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2 ななしのよっしん
2015/10/28(水) 06:38:03 ID: 0ZkgMAAeKx
>>1
失礼、調査不足でした
パパっと記事名変更で対応しましたのでお許し頂きたく
3 ななしのよっしん
2015/10/28(水) 18:35:53 ID: wnhx2G/Tgk
独りで巡回してたんだろうか
夜番の兵士連れてたりしなかったのかな
だとしたら安全管理的にちょっとうかつな気がする
プレスブルクたちの人数考えると少しくらい兵士連れてても捕まったかもしれないけど
4 ななしのよっしん
2016/02/02(火) 13:52:28 ID: xasP6CJdvg
安全管理云々はそもそも惑星エコニア内なら比較的自由に出入りできるゆるさだからなぁ
事件後人事刷新と合わせてここら辺も手入れが入ったかどうか怪しいものだし
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最終更新:2024/04/25(木) 09:00
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