ゾノとは、機動戦士ガンダムSEEDに登場するザフト軍の水陸両用モビルスーツである。
形式番号はUMF-05。
「今日こそその機体、バラバラにしてくれるわ!このゾノでな!」
ザフト軍が開発した水陸両用モビルスーツで、グーンと並んで現行主力機である。グーンは水中からの艦艇及び拠点攻撃に特化していたが、陸上での機動性の悪さと格闘性能の低さが問題視されていた。その解決策として開発されたのがゾノである。ハイゴッグのような長い手を持ち、グーンには無かったクローが新たなに装備された事で格闘性能も向上した。さらにパワーも向上しており、手の平に備え付けられたフォノン・メーザーで押さえつけた敵をゼロ距離で撃破する事も可能となっている。無論、ミサイルも搭載されておりグーンと一緒に拠点や艦艇の攻撃可能。
また全体的にグーンよりも機体が肥大化し、アンテナも大型化している。主に指揮官用機として用いられる。
この攻撃的な改良のおかげでゾノは高い破壊力を発揮。劇中では連合軍の戦闘車両や軍艦、トーチカを矢継ぎ早に撃破していく活躍を見せた。それでいて撃破シーンが他のザフト機と比べて少ない。
この高性能さが認められたのか、続編のガンダムSEED DESTINYにも登場。新型の水陸両用モビルスーツ「アッシュ」が量産化されてもなお運用され続け、ヘブンズベース攻略戦ではグーンとの連携で圧倒的な性能を誇るフォビドゥンヴォーテクスを1機撃破せしめた。
初登場はモラシム隊がアークエンジェルに2度目の攻撃を仕掛けた戦闘。なんと隊長であるモラシムが直々に乗り込み、操縦。グーン隊に指示を出しながら水中へ降りて来たソードストライクガンダムと交戦した。地の利と高い機動性を活かし、ソードストライクを圧倒。相手のフェイズシフト装甲に阻まれ致命傷こそ出せないものの、多数の命中弾を浴びせて苦戦させた。しかしアークエンジェルがバレルロールという奇策に打って出て、グーン隊を瞬時に全滅させる。その隙を突かれソードストライクの接近を許してしまう。対艦刀に突き刺されたが大したダメージにはならず、逆に強力なパワーでソードストライクを海底に押しつけてフォノンメーザーでトドメを刺そうとした。が、数刻早くソードストライクがアーマーシュダイナーを繰り出しゾノの機体へ突き立てる。これが致命傷となりゾノは撃破されモラシムも戦死した。
その後、行われたアラスカ基地攻略戦にも多数のゾノが参加。水中から連合軍艦艇に攻撃を仕掛け、中には甲板に乗り移って艦橋を手で叩き潰したゾノも居た。一部のゾノは上陸に成功し、配備されていた戦闘車両を蹴散らしていった。基地内部へと通じるメインゲートに突破口をこじ開けたのもゾノである。八面六臂の活躍を見せたゾノであったが深く敵陣に入りすぎたが故にサイクロプスに巻き込まれた機体も多かったと思われる。
続いて行われたパナマ基地攻略戦でも多数のゾノが出撃。地球軍の砲火の中、上陸を目指して浅瀬を歩いていたが1機のゾノが命中弾を受けて撃破されている。また対モビルスーツ用地雷を踏んで撃破されたゾノも。何機かの犠牲が出たものの、ゾノは敵トーチカ群の撃滅に貢献した。
劇中では描かれていないものの、地球軍が開発した新型モビルスーツ「ディープフォビドゥン」「フォビドゥンブルー」の部隊を迎撃するためジブラルタル基地からゾノとグーンが出撃したが大敗を喫しザフト軍はジブラルタルを放棄せざるを得なくなった。ゾノか初めて大敗した戦闘と言える。この時にザフトが感じた恐怖が、後のアビスガンダム開発へと繋がるのである。
掲示板
7 ななしのよっしん
2016/02/19(金) 19:22:04 ID: 4QK6kVTYnQ
ヘブンズベース攻防戦でフォビドゥンヴォーテクスに撃墜されてたけど、その後はグーンとの連携で撃墜してたり
8 ななしのよっしん
2017/09/12(火) 01:40:37 ID: LVRPH1lnLG
アラスカとかヘブンズベースのときの、上陸して地上部隊を蹂躙するゾノのかっこよさよ。
固定砲や戦車であんなもんの相手をせにゃならん地球軍兵の絶望感が伝わってくる
9 ななしのよっしん
2023/08/31(木) 05:36:59 ID: uQWGEPUpX2
グラブロやアトラスガンダムでも深く潜り過ぎると水圧でベコベコになるから水中用だけどあんまり深く潜れないって分かってる方が過信しない分安全なのかな?
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最終更新:2024/11/09(土) 08:00
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