ツァトゥグァの血縁 単語

ツァトゥグァノケツエン

1.1千文字の記事

ツァトゥグァの血縁とは、「旧支配者ツァトゥグァの生みのたるクラーク・アシュトン・スミスが相当楽しんで作ったと思われる、ツァトゥグァとその一族の事である。

なお日本語表記はクトゥルフ神話TRPGサプリメント「マレウスモンストロルム」に準拠する。

概要

ツァトゥグァの血統の始まりは、「白痴魔王」こと「外なる神アザトースAzathothまで遡る。

アザトースから分裂したサクサクルース(Cxaxukluth)は両性具有の存在であり、自ら受胎してギズグス(Ghizguth)フジウルクォイグムンズハー(Hziulquoigmunzhah)を生んだ。
一方、暗黒星ゾスをルーツとするイクナグンニスススズ(Ycnagnnisssz)は単為生殖によってズスティルゼムグニ(Zstyrzhemgni)を生む。このズスティルゼムグニがギズグズとの間にもうけた子がツァトゥグァである。

こうしてった一家だったが、ギズグズ達はサクサクルースが持つ同族食らいの習性を嫌って太陽系に飛来。最初にユゴス(冥王星に座を占めて落ち着くが、ひとり静かに暮らしたいフジウルクォイグムンズハーのみがヤークシュ(海王星へと移住する。
ところが海王星人らの熱狂的崇拝にうんざりしたフジウルクォイグムンズハーサイクラノーシュ土星へと脱出。イドヒーム族を始めとした土星人らに畏れられる神としてのんびり暮らす事となった。そんな叔父を追いかける形でツァトゥグァサイクラノーシュへ渡り、更にその後地球へと移り住むのであった。

スミスは、ツァトゥグァの妻はクシャクス(Chushax)ジシャイク(Zishaik)らしいと書き、後にシャタク(Shathak)であるとしている。又、ツァトゥグァ息子としてズヴィルポグア(Zvilpogghua)の名を挙げている。
このズヴィルポグア子供かその子孫にスファトリクルルプ(Sfatlicllp)という女神がおり、のような半獣人ヴーアミ族の一個体を伴侶に選んだ事もあってか、彼等から慕われ崇拝されている。またこの時、伴侶に選んだヴーアミとの間に生まれた子が、短編「アタマウスの遺言」に登場するクニガティン・ザウムである。

なお、後の書き手達によって、ギズグスは一部の取り巻きと共にユゴスの地下に引きこもっている事に、ズスティルゼムグニは地上で「群れ」と呼ばれる者達の女王として君臨している事になっている。

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