ツァトゥグァの血縁とは、「旧支配者」ツァトゥグァの生みの親たるクラーク・アシュトン・スミスが相当楽しんで作ったと思われる、ツァトゥグァとその一族の事である。
なお日本語表記はクトゥルフ神話TRPGサプリメント「マレウス・モンストロルム」に準拠する。
ツァトゥグァの血統の始まりは、「白痴の魔王」こと「外なる神」アザトース(Azathoth)まで遡る。
アザトースから分裂したサクサクルース(Cxaxukluth)は両性具有の存在であり、自ら受胎してギズグス(Ghizguth)とフジウルクォイグムンズハー(Hziulquoigmunzhah)を生んだ。
一方、暗黒星ゾスをルーツとするイクナグンニスススズ(Ycnagnnisssz)は単為生殖によってズスティルゼムグニ(Zstyrzhemgni)を生む。このズスティルゼムグニがギズグズとの間にもうけた子がツァトゥグァである。
こうして揃った一家だったが、ギズグズ達はサクサクルースが持つ同族食らいの習性を嫌って太陽系に飛来。最初にユゴス(冥王星)に座を占めて落ち着くが、ひとり静かに暮らしたいフジウルクォイグムンズハーのみがヤークシュ(海王星)へと移住する。
ところが海王星人らの熱狂的崇拝にうんざりしたフジウルクォイグムンズハーはサイクラノーシュ(土星)へと脱出。イドヒーム族を始めとした土星人らに畏れられる神としてのんびり暮らす事となった。そんな叔父を追いかける形でツァトゥグァもサイクラノーシュへ渡り、更にその後地球へと移り住むのであった。
スミスは、ツァトゥグァの妻はクシャクス(Chushax)かジシャイク(Zishaik)らしいと書き、後にシャタク(Shathak)であるとしている。又、ツァトゥグァの息子としてズヴィルポグア(Zvilpogghua)の名を挙げている。
このズヴィルポグアの子供かその子孫にスファトリクルルプ(Sfatlicllp)という女神がおり、犬のような半獣人のヴーアミ族の一個体を伴侶に選んだ事もあってか、彼等から慕われ崇拝されている。またこの時、伴侶に選んだヴーアミとの間に生まれた子が、短編「アタマウスの遺言」に登場するクニガティン・ザウムである。
なお、後の書き手達によって、ギズグスは一部の取り巻きと共にユゴスの地下に引きこもっている事に、ズスティルゼムグニは地上で「群れ」と呼ばれる者達の女王として君臨している事になっている。
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最終更新:2025/12/07(日) 04:00
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