ティジャニ・ババンギダ(Tijani Babangida, 1973年9月25日 - )とは、ナイジェリアの元サッカー選手である。ポジションはFW。
1991年に17歳でオランダに渡り、ローダJCやVVVフェンロに在籍。そこでの活躍が認められ、96年に名門チームであるアヤックス・アムステルダムへ500万ドルの移籍金で移籍。
快速を飛ばし、サイド攻撃の起点や相手の裏を突く抜け出しで存在感を示し、97-98年シーズンには13ゴールを挙げ、アヤックスのリーグ優勝に大きく貢献した。
しかし、00年以降は出場機会に恵まれず、トルコやサウジアラビア、中国など様々な国のクラブを転々とした。
05年シーズンを最後に現役を引退。現在は指導者として活躍している。
94年にA代表デビュー。
96年のアトランタ・オリンピック優勝や98年のフランスワールドカップベスト16、00年のアフリカネイションズカップ準優勝等に貢献し、長きに渡って代表に招集され活躍した。02年まで代表に選出されていたが、残念ながら日韓ワールドカップの登録メンバーからは外れてしまった。
代表やクラブなどで国際レベルで活躍はしているものの、当時のスター選手であったジネディーヌ・ジダンやロナウドなどと比較すると知名度は決して高い選手ではなく、コアなサッカー通が認知している程度で、所謂「知る人ぞ知る」選手であった。
そんな彼の知名度を大きく高めたのは、コナミから発売されているサッカーゲーム「ウイニングイレブン」シリーズに他ならないだろう。
彼の「快速」という部分を再現するためか、登場する多くの作品でスピードの能力値が脅威の「99」に設定されていた。この数値は作中のカンスト値であり、もちろん最速である。
一方でショートパスの精度やシュート精度の数値が低いが、メインポジションがウイングということもあり、それほど気にならない。(むしろこの弱点があるが故に、後述のコストパフォーマンスの面に繋がってくる)
また、選手の補強などチームの運営も行う「マスターリーグ」モードに於いては、能力値の高さの割に加入させるために必要なコストが非常に低く、コストパフォーマンスに優れた選手であり、加えて作品によっては所属チームがフリー(未所属)ということもあり、初期のお助けキャラとしての側面も強かった。(お助けキャラと言っても、チームがスター軍団になっても多少見劣りする程度で十分活躍できる能力)
マスターリーグの初期メンバーは、能力値の低さからもっさりとした動きや非常に無駄な動きをする事も多く、プレイヤーをイラつかせる事も多かったと思われる。そんなチーム状態に於いてババンギダのスプリントやドリブルなど異次元の動きに助けられたプレイヤーも多かったと思われる。
こういった能力面に加え、カヌーやオコチャ、アモカチ、オリセーなど、超が付くほどの個性派集団であったナイジェリア代表の一員であり、インパクトが有り覚えやすい名前(フルネームではなくババンギダで表記)ということもあり、対戦モードなどで使用される事も多かったと思われる。
尖った能力値やコストパフォーマンスの面に加え、ウイニングイレブンシリーズの売り上げの増加に伴い、ウイイレのプレイヤーを中心に彼の知名度も上がっていった。
現役選手としてはウイニングイレブン6までの登場とはいえ、ババンギダの存在は当時を知るプレイヤーの間でいまだに語りぐさとなっており、そういった声受けてか、彼の現役引退後の作品でも、何度か登場している。もちろんスピードはMAXの「99」。
2016年には、ウイイレ20周年記念キャンペーンで、Twitterに「ウイイレあるある」を書き込みハッシュタグ『#ウイイレまたやろーぜ』を付けてと呟くと、PS3・PS4版ウイイレ2016で使用できるババンギダを入手できるプロダクトコードを抽選でプレゼントするという企画も行われていた。
また、同キャンペーンの一環で六本木ヒルズに無料のウイイレプレイスポット『ウイニングイレブン プレイヤーズハウス』がオープンした際には、ババンギダをイメージした「ババンギダラテ」を販売したり、新聞記事に見立てた写真撮影用のババンギダのパネルが設置されるなど、ウイイレ公式も彼の人気を高さを把握しているようであった。
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最終更新:2025/12/06(土) 00:00
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