デブリ・ドラゴンとは、アニメ「遊☆戯☆王ファイブディーズ」に登場するカードである。
主人公の不動遊星が使用するモンスターカード。レベル4のチューナーモンスターで、召喚に成功したときに墓地の攻撃力500以下のモンスターを特殊召喚する効果を持つ。また、ドラゴン族シンクロモンスターのシンクロ召喚にしか使えない、レベル4のモンスターと共にシンクロ素材にはなれないというデメリット効果も持つ。
初登場は「デュエリストボックス」(2008年11月15日発売)に同梱されたOVA「進化する決闘!スターダストVSレッド・デーモンズ」で行われたVSジャック戦。
効果で「シールド・ウィング」を特殊召喚し、「ボルト・ヘッジホッグ」と合わせて3体で「スターダスト・ドラゴン」のシンクロ素材となった。
本編ではダークシグナー編のラスト、遊星&ジャック&クロウVSレクス・ゴドウィン戦で登場。
「ロードランナー」を特殊召喚し、フィールドにいた「シールド・ウォリアー」と共に「スターダスト・ドラゴン」のシンクロ素材となった。
VSハイトマン戦では「調和の宝札」のコストとして墓地へ送られ、直後に「バラエティ・アウト」でフィールド上に特殊召喚。「チューナー・ボム」でフィールドががら空きとなったハイトマンにダイレクトアタックしてフィニッシャーとなった。
73話冒頭のデュエルでは、召喚されて「ロードランナー」を特殊召喚。相手フィールドの「タイガードラゴン」に対抗するため、元々フィールドにいた「シールド・ウォリアー」と合わせて3体で「スターダスト・ドラゴン」をシンクロ召喚したのだが、突如相手フィールドに「機皇帝ワイゼル∞」が現れて……。
使い勝手がいいからか、上記以外にも「スターダスト・ドラゴン」のシンクロ召喚のためにたびたび使用されている。「シューティング・スター・ドラゴン」の効果でめくられることもあった。
デブリ(debris)は破片や瓦礫を意味する。スペースデブリという、宇宙ゴミと呼ばれるスペースシャトルなどの残骸を表す言葉があり、スターダスト(星屑)・ドラゴンをデフォルメしたような見た目から、恐らく名前の由来はスペースデブリだろう。
「CRIMSON CRISIS」(2008年11月15日発売)でOCGに登場。
チューナー(効果モンスター)
※「THE RARITY COLLECTION」収録のカード(TRC1-JP011)による
星4/風属性/ドラゴン族/ATK 1000/DEF 2000
このカードをS素材とする場合、ドラゴン族モンスターのS召喚にしか使用できず、
他のS素材モンスターは全てレベル4以外のモンスターでなければならない。
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地の攻撃力500以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
二重の制限がかかっているため、一見するとシンクロがやりにくく、使いにくそうなカードである。実際、登場当初は現在よりもシンクロ関連の規制が緩く、「緊急テレポート」や「ゾンビキャリア」などの強力なシンクロ手段が無制限であったため、縛りのきついこのカードはあまり高い評価は受けていなかった。
しかし、その後それらのカードに規制がかかったことや、強力なドラゴン族シンクロモンスターが増えたことで、このカードは1枚でシンクロ召喚できるカードとして高い評価を受けるようになった。
このカードの効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化されるが、この範囲はフィールド上のみであり、「このカードが墓地へ送られた時」など、フィールドから離れた後に発動する効果は通常通り発動する。
この点を利用して、「ダンディライオン」を特殊召喚し、シンクロ召喚することでフィールドにトークンを特殊召喚するというコンボが生み出された。特殊召喚した綿毛トークンは更なるシンクロの素材にしたり、シンクロ召喚した「ブラック・ローズ・ドラゴン」の効果のコストにしたり、様々な利用法がある。このギミックを利用したデッキは俗に【デブリダンディ】などと呼ばれ、強力なデッキとして知られる。
「ダンディライオン」以外にも、「カードガンナー」など、汎用性の高い攻撃力500以下のモンスターは数多く存在するため、それらを採用しているデッキならこのカードを投入するのは難しくない。
上記【デブリダンディ】をはじめ、このカードがシンクロを容易に行えるカードとして流行しだしたため、2011年3月1日に準制限カードとなり、半年後の9月1日には制限カードに指定された。しかし、その後のエクシーズの台頭などによってシンクロそのものが衰退しているためか、2012年9月1日の改訂で準制限カードに緩和され、2014年2月1日には制限解除された。
エクシーズ召喚に関しては規制がないので、レベル4モンスターを蘇生させることでランク4のエクシーズモンスターをエクシーズ召喚できる。
霊使いとの相性もいい。霊使いは攻撃力500なのでこのカードで蘇生でき、「風霊使いウィン」を蘇生させることで、シンクロ召喚のほか、「憑依装着-ウィン」の特殊召喚も狙える。また、「水霊使いエリア」を蘇生させることで「氷結界の龍 グングニール」をシンクロ召喚することもできる。霊使いのデッキを組むなら投入を検討できる。
ドラグニティでは、相性のいい「調和の宝札」を共有できたり、ドラグニティナイトのシンクロ召喚に使用できるので比較的相性がいい。しかし、ドラグニティの中ではこのカードに対応し、かつドラグニティナイトのシンクロ素材となれるモンスターがいないため、このカードを投入する場合は、同時に対応するモンスターも投入する必要がある。
「DUEL TERMINAL -疾風のドラグニティ!!-」、「デュエリストパック-遊星編2-」でそれぞれノーマルで再録されているので、入手は難しくない。一方で、その強さが認められたのか、「DUELIST EDITION Volume.3」ではスーパーレアまでレアリティが格上げされ、「THE RARITY COLLECTION」でもスーパー、シークレット、コレクターズの3種のレア仕様で再録された。
アニメARC-V公式サイト「熱血!デュエル塾」の講義11では、シンクロ召喚可能な組み合わせの問題でこのカードが登場。そこでは(当時は)現実に存在しない第9期仕様のテキストで表記されていたのだが、現実のこのカードと異なりこのカード以外のシンクロ素材の指定が「レベル4"以下"」とされていた。
単なるテキストの表示ミスではなくこのコーナーの製作者の解釈自体がOCGとは食い違っており、この問題で「スターダスト・ドラゴン」をシンクロ召喚する際の解答例としてこのカードと「EMウィップ・バイパー」(レベル4)をシンクロ素材とする例が紹介されていた。
OCG効果で解釈するならば、この例では、「デブリ・ドラゴン」を「ハイパー・シンクロン」に置き換えれば正解となる。
現在は「デブリ・ドラゴン」のテキストはOCGと同じ効果に修正され、解答例も「デブリ・ドラゴン」から「ハイパー・シンクロン」へと差し替えられている。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/23(土) 01:00
最終更新:2024/11/23(土) 01:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。