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ニューメディア

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ニューメディアとは、1980年代に登場した、新しい情報媒体の総称である。

概要

技術の発展によって、従来の電話地上波テレビ新聞や雑誌とは異なる、あるいは代わる情報媒体として登場した。

INS(ISDN)

Information Network System略称で、電電公社現在NTT日本NTT西日本)が提唱した情報ネットワークである。
実際にはISDN
Integrated Services Digital Network)の商標で、メタル線を使ったデジタル通信の規格である。
庭向けとして「INSネット64」(Bチャネル(64kpbs)×2、Dチャネル(16kbps)×1) と、法人向けの「INSネット1500」(Bチャネル×23、Dチャネル×1)が提供された。

従来の電話線よりもコストが高く、実際の普及は1990年からであったが、後にADSL光回線による定額制の高速ネットワーク回線が登場したことで使われなくなっている。

CAPTAIN

ビデオテックスと呼ばれるサービスで、電話回線を使い、テレビ文字映像情報を表示、リモコンを使うことで情報の閲覧だけでなく、ネットショッピング、座席の予約、ゲームBBSによる情報の交換ができた。

しかし、従量課金制で長時間利用できないこと、画面の表示に時間がかかることなどから、庭の普及は進まなかった。一方で一部の地域の郵便局などで積極的に設置をしたことで、そこで触ったことのある人も多いだろう。

後にインターネットが普及したことで、2002年サービス全停止した。

ケーブルテレビ

有線によるテレビ受信方式で、専用のチューナーSTB)を使うことで、より多くのチャンネルの利用を可にした。
また、地上波の受信が困難な地域でも鮮明な映像で視聴できるメリットもある。
現在ではデジタル化され、インターネットIP電話も利用できるようになっている。 

衛星放送

放送衛星BS)や通信衛星CS)を使って番組の送信を行う放送。
1984年NHKBS放送を開始、1990年には有料放送かつ民放局としてWOWOWスタートした。
2000年12月にはデジタル化およびHD化され、他の民放局の参入が相次いだ。アナログ放送2011年7月24日に終了した。

CS放送は、もともとは有料チャンネルケーブルテレビ局向けに番組を配信していたが、放送法の正で直接個人向けに配信するサービス1992年より始められた。
1996年パーフェクTV!(現:スカパー!)がデジタル方式によるCS放送を開始、現在に至る。 

文字放送

地上波テレビ放送の電波の一部を利用し、聴覚障害者向けの字幕や、文字映像データを送信する文字多重放送が行われた。
受信するためには、文字情報対応チューナーか内蔵テレビが必要だった。 
また、1990年代には、パソコンチューナーを使ってHTMLベース情報データ提供するデータ多重放送も行われた。TBSフジテレビ(一部系列局)ではビットキャストテレビ朝日と一部系列局はADAMSと呼ばれていた。
を含むこれら多重放送は別途コールサインが定められていて、音声多重放送はJOxx-TAM文字多重放送はJOxx-TCMデータ多重放送はJOxx-TDMとなっていた。 

デジタル放送ではデータ放送を送出する機を標準で備えていて、対応テレビの多くも受信、リモコンによる双方向通信にも対応している。

テレビ電話

電話機にカメラが搭載され、相手の顔や姿を見ながら会話ができる電話である。
当初は価格が高く、通信費も別途かかったことで普及しなかったが、携帯電話カメラが搭載され、高速通信規格が登場したこと、パソコンWebカメラを利用してインターネット経由での通信費を気にしない方法が確立されたことで、標準的な機となりつつある。

パソコン

1980年代初頭は「マイコン」(Micro Computer)と呼ばれていた。

それまで会議室を占拠するほどの大コンピューターメインフレーム)でしか扱えなかった情報の処理を、の上に置けるほどの大きさで処理できるようになった。

パソコン通信

インターネットとの大きな違いは、ホストと呼ばれるコンピューターに接続し、そこを中心として情報の交換、共有を行う方式になっているところである。
そのため、ホスト側の回線が満杯になっているとアクセスすることができず、故障などでダウンした場合も全く接続することができなくなる。
1985年頃から普及し、大手だけでなく、自前でホストを立ち上げて運営する「の根ネット」もあった。 

インターネットの登場によって、大手のネットISPへと転向していった。

影響

 ニューメディアの多くは、新しい媒体、従来のものを発展した媒体が多く、パラダイムシフトを起こすものは少なかった。

その役割を担ったのが、その後に登場するマルチメディアという考えであった。上記ニューメディアの一部も、さらに継承された技術、媒体、あるいは発展することによってマルチメディアの一部として昇し、現在情報社会を形成している。

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