モペッドとは (モペッドとは) [単語記事]

モペッドとはペダル付きのオートバイで、原動機（エンジンや電気モーター）で走行することも、ペダルを漕いで走行する事も可能な車両の総称である。

日本国内でにおけるモペッドの位置付けは原動機付自転車となっている。

概要

モペッドとはペダル付きのオートバイで、構造的には自転車にエンジンや電気モーター等の小型原動機を搭載した車両である。オフロードタイプはあまり見られることはなく、アメリカンなどの道路上を走るタイプに特化している面がある。

国内においては本田技研工業が1952年に発売した後付エンジン「カブF型」が大ヒットとなり、一家に一台2st エンジンを持つ家庭は自転車につけて走る時代があったと言われている。

バイクと自転車、両方に乗ることが好きな人が乗っていることが多い。

モペッドの最大の特長は、搭載した原動機による自走が可能な点である。

似たようなものに電動アシスト自転車が存在するがこちらは電動モーター単体での自走はできない。原動機付自転車の条件には原動機単体での自走が可能であるということが含まれているためアシスト自転車にはナンバーが不要となっている。

原動機単体で自走できるという要件では、2023年に新たに区分された電動キックボード等の特定小型原動機付自転車があるが、構造上時速20km以下に制限される特性上ペダルを有するモペッドは特定小型原動機付自転車には該当しない。

モペッドには道路運送車両法により二種類のクラス（と言えるもの）が存在しており

とされるが、ペダルを漕げば時速20kmを超えるためどのみち保安装備は必要要件となる。

現在日本で最もポピュラーとされるモペッドはトモスのクラシックシリーズとされている。

また2012年 1月現在、日本で唯一モペッドを製造しているフキ・プランニングという会社が存在する。
新車相場は8万～18万前後となっている。
現在の日本で入手する場合の費用はウィンカー等不要なものは10万、必要なものは20万ほど。