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フライト(Flight)とは、ヨーヨーファクトリーが発売するヨーヨーの名である。
2015年発売。ヨーヨーファクトリー2番目のオフストリングモデル。
前作「ヨーヨーファクトリー・フライマスター」の反省から、オフストリングヨーヨーに必要なことだけを盛り込み、そうでないものは徹底的に排除したヨーヨーを目指し、時間をかけて設計された。
設計時に念頭に置かれたのは、「初心者に扱いやすいこと」「トッププレイヤーも戦えること」「価格が安いこと」の3つ。
オフストリングヨーヨーに迷っているなら、これを買っておけば間違いない。
数がほしいなら、これを複数買えばよい。
フライトでオフストリングを始め、フライトで世界大会に行ってほしい。
ヨーヨーファクトリーのオフストリングモデルは、この1ラインで十分と言わんばかりの汎用機種に仕上がっている。
価格は3000円程度。競合機種より1000円ほど安い。
この価格で、実戦的で使いやすいヨーヨーにすべく、様々な工夫が施されている。
横から見ると、丸いボディに軸周りだけ盛り上がった構造をしており、横に切ったデコポンのような見た目である。
これは「ローエッジ」という、スリープ状態の時にストリングがボディに当たる面積を減らす工夫の一つである。
これ自体は現在のヨーヨーでは一般的な構造であり、本機はそのうちの「ステップラウンド」という分類に当たる。
しかし、フライトはローエッジ構造が極端に目立っており、幅も広めである。
このことで、ストリングに載せやすく、スリープも長く、投げ出したときにストリングが引っかからず、ヨーヨーがなめらかに離れてくれる(「抜けがよい」と表現する)。
側面中程に同心円状の盛り上がりが見られるが、これは「二重リム」といい、単一素材で重量配分を調整する仕組みである。この構造のヨーヨーは、第2リムをなるべく外側に配置して慣性モーメントを稼ぐのが一般的だが、フライトはこれを中程に配置することで、慣性モーメントと傾き調整のしやすさを両立させている。
フライトだからこそできるトリックはあっても、フライトにできない技はない。
2000年代屈指の駄作を作り上げたメーカーは、2010年代屈指の名機を作り上げた。
POM削り出し版。2017年発売。
価格は8000円程度と倍以上になったが、それでも他社競合製品より1000-2000円程度安い。
ポリアセタール樹脂(POM)になったことで、より重く、より頑丈になった。
また、旋盤削り出しになったことでより精密な工作が可能になり、レスポンスシステムギリギリまでのローエッジ化を実現している。
使い心地はポリカーボネート版のまま。POMヨーヨーを何にしたらいいか迷ったら、これを選べばいいだろう。
「REMOVE BEFORE FLIGHT」のタグを模したキーホルダーがおまけでついてくる。
アクセルに通された状態でついてくるので、遊ぶ前に分解して文字通り「FLIGHTの前に取り除く」必要がある。
このタグは、航空機の整備の時に、ピトー管(速度を計測する装置)に貼ったマスキングテープの上につけることで、テープの外し忘れを防止するものである。メーデー民にはおなじみ。
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最終更新:2025/12/09(火) 01:00
最終更新:2025/12/09(火) 00:00
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