ワシントン・タイムズとはアメリカ合衆国の新聞である。統一教会(世界平和統一家庭連合)の関連企業が所有している。
アメリカ合衆国の名高い新聞社というとニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストである。ワシントン・タイムズはそれらとよく似ていて非常に紛らわしい。
日本の有識者もワシントン・タイムズとワシントン・ポストを間違えることがある[1]。
反共・反中・親台湾・反北朝鮮・親イスラエル・反ナチス・南軍支持・反ジェンダーフリー(反トランスジェンダー)・反フェミニズム・反LGBT・反同性婚といった保守的な論調が特色である。
共和党を熱烈に支持することで知られている。ロナルド・レーガン大統領は「寝室に持ち込む唯一の新聞はワシントン・タイムズだ」と語ったという。
アメリカ合衆国の新聞は民主党を支持するところが多く、共和党を支持する新聞はワシントン・タイムズとウォールストリート・ジャーナルぐらいである。ゆえにワシントン・タイムズは共和党の政治家にとって頼りになる応援団である。
温暖化懐疑論を展開することで知られている。共和党の政治家には温暖化懐疑論を支持して石油業界に恩を売ろうとするものが多いので、それに歩調を合わせている。
1982年に統一教会の文鮮明が巨額を投じてワシントン・タイムズを設立した[2]。2022年現在も統一教会の関連企業がワシントン・タイムズを保有している。
2019年11月23日になってワシントン・タイムズは日本語版のWebサイト「ワシントン・タイムズ・ジャパン」を開設した。このときに協力したのが統一教会系の新聞社として知られる世界日報である。また、ワシントン・タイムズ・ジャパンの初代エグゼクティブ・ディレクターには渡瀬裕哉が就任した(記事)。
2011年3月11日に東日本大震災が起こり、その直後に米軍がトモダチ作戦として被災者を救助する行動を起こした。
それに対してワシントン在住の日本人10人が5月10日のワシントン・タイムズ紙にArigatoという全面意見広告を出し、それに安倍晋三、麻生太郎、福田康夫、小野寺五典、長島昭久、前原誠司といった国会議員たちが賛同者として名を連ねた(資料)。小野寺五典も翌5月13日の衆議院外務委員会で質問するときにこのことについて触れている(資料)。
ワシントン・タイムズは2020年11月のアメリカ合衆国大統領選挙で共和党候補のドナルド・トランプを応援する立場を取り、2020年アメリカ合衆国大統領選挙不正投票疑惑の陰謀論記事を量産し、QアノンやJアノンを精神的に支援した。
その結果として2021年1月6日のアメリカ合衆国議会議事堂占拠事件が発生することになった。
余談ながら、アメリカ合衆国議会議事堂占拠事件には、統一教会の分派の世界平和統一聖殿(サンクチュアリ教会)が参加している。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/30(火) 23:00
最終更新:2024/04/30(火) 23:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。