ヴァージン・オーストラリア・スーパーカー・チャンピオンシップ(VASC)とは、主にオセアニアで開催されるツーリングカーレースシリーズである。
ニコニコではその旧形態であるV8スーパーカーズ・オーストラリアのタグが多くを占める。
元をたどると50年以上の歴史を持つ由緒あるレースで、かつてはオーストラリアツーリングカー選手権という名称で行われていたのが、93年頃にV8をぶち込んで参加するようになり、97年頃に現在の方式及びV8スーパーカーという名称となった。
その名の通り、約650馬力の5.0L V8エンジン(OHV、DOHCどちらでも可)をぶち込んだFRマシンでスプリントあるいは耐久レースを行う。開催時期は主に2月下旬~12月上旬。
開催箇所はオーストラリアまたはニュージーランドが主。2016年よりマレーシアの首都、クアラルンプールで公道レースも開催するとのこと。以前はUAEとかバーレーンでもやってた。(2018年はオセアニア圏外でのレースの予定はない)
また、2017年より、さらに多くのメーカーの参入を促すべくV6ターボまたは直4ターボエンジンの導入を許可することになり、このシリーズからV8の名前が消えることとなった。
かつてはフォード・ファルコンとホールデン・コモドアしか参加していなかったが、2013年シリーズより日産・アルティマ、メルセデス・ベンツE63AMG、2014年シリーズよりボルボ・S60が参戦したが、2015年にメルセデスが、2016年にボルボが撤退。また2018年シーズン終了をもって日産がワークス活動を終了した(チームはプライベーターとして継続参戦)。2019年はフォード、ホールデン、日産(プライベーター)の3メーカー、16チーム、25台でチャンピオンシップが争われる。
フォード・マスタング:60年から続くロングモデルだったが、2016年に惜しまれつつも生産中止されたフォード・ファルコンの後継として登場。
ホールデン・コモドア:78年から続く由緒正しきロングモデル。2018年モデルからオペル・インシグニアがベースとなるためシリーズ初のFF駆動になった。
日産・アルティマ:日産が北米で展開しているセダン。ティアナの兄弟車。なおオーストラリアでは既に販売終了となっている。
メルセデス・ベンツE63AMG:Eクラス自体は85年生まれのモデルだが、源流を遡ると戦前まで遡るとまで言われるベンツの中核たるEセグメント。
ボルボ・S60:アウディ・A4、BMW・3シリーズ、メルセデス・ベンツCクラスをライバルとしたセダン。
公式HP右上のMOREからいけるSuperView(年額59.95豪ドル)で予選と決勝レースをライブ視聴&リプレイ視聴ができる。勿論英語実況なので、英語アレルギーのある方は注意を。
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最終更新:2025/12/17(水) 07:00
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