修学旅行の前にやる交通機関に乗るための練習

この記事は、大百科グランプリシーズン大会「シーズン2020下半期10月」において優秀賞記事に認定されました！ さらなる編集を行ってよりハイクオリティな記事を目指しましょう！

修学旅行の前にやる交通機関に乗るための練習とは、修学旅行のときに使う乗り物に、全員がスムーズに乗るなどの理由で行われることがある練習である。

概要

全ての学校で行われるわけではない。この練習の経験については3割程度という調査結果がある。

小中学校での実施が多く、高校では少ない。また、特別支援学校でも様々な生徒がいるために行われることがある。新幹線に乗る練習が最も多いが、中には在来線や飛行機、船に乗る練習を行うところもある。

練習の効果については不明。乗りものニュースのアンケートによると、「練習の成果は本番で発揮されましたか？」という質問に対し、49.8%が「発揮された」と回答している。

新幹線

新幹線は沿線に都市が多く、修学旅行で利用する機会も多い。また、緻密なダイヤが組まれており、１つの列車が遅延すると他の列車に影響が出てしまう。そのため、時間内に乗るために校庭や体育館などで練習することがある。

ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/kamurojh/status/206913189198299138

ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/official_jintan/status/1131214259545706500

パイプ椅子や三角コーンなどで入口を模したものが設置され、そこに生徒が列をなして入っていく。ストップウォッチも使い、全員入るまでの時間を計測する。

その後、新幹線の席に座るところまでを練習するところもある。このときに体育座り（三角座り）をするかパイプ椅子に座るかは学校ごとに異なる。

修学旅行での交通機関の乗り方に関する練習では、新幹線に乗る練習が8割と最も多い。そのため、最も話題に上がりやすい。

一方、時間内に乗れずに「ここから後ろの人は乗れませーん！！」などと言われてやる気がなくなるということもあるようだ。

在来線

修学旅行で学年全員が在来線を使う機会は比較的少ないためか、在来線に乗る練習は行われにくい。しかし、特急列車が移動に含まれる場合は新幹線に乗る練習に準じて行われることがある。

ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/s8426n0809/status/1306474024529047552

また、自動改札が無い地域の場合はその使い方を練習することもある。自動改札機が徐々に普及し始めているため、こちらは時が経つにつれ見られなくなってきていると思われる。

ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/egmvd/status/1022075719797506048

飛行機

飛行機に乗る練習も、学校によっては事情を踏まえて行われる場合がある。こちらは学校での再現が困難なためか、実際に空港を見学するパターンもある。

学習のメインは、飛行機の見学と搭乗手続きの練習です。滑走路や離発着の航空機が一望できる送迎デッキで、修学旅行当日に実際に搭乗する飛行機を見送った後、出発ロビーに移動し、今度は搭乗手続きの練習です。最初に手荷物検査やボディチェック等の説明を受けました。そして、いよいよ実際に搭乗券を手にした子どもたちが、やや緊張しながら係員の指示に従ってゲートをくぐる練習をしました。

（秋田県立比内支援学校の例）

また、搭乗時刻に遅れることを防ぐためか、「出発地となる空港に朝早い時間に集合する練習」が行われる場合も稀にある。その後の時間は遠足とするパターンもある。

ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/shouminahanashi/status/1215251942470864896

ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/coton_18/status/1097403784827830272

船

青函連絡船に乗る練習で過去にケースがあったようだ。列車からの乗り換え時間が短かったために行われていた。

ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/k_tw/status/1306788674177249285

万が一のときの救命胴衣の着用や避難の練習が行われることもあったようだ。

ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/Bz178Takmatsu/status/1126759943388815360

ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/tamakomarui/status/1206194285080535041

現在では、修学旅行で船を使う機会が広島県の宮島等を除いてさほど多くない上に、座席指定も大半の船では特にないため、船に乗る練習は行われにくい。

その他

「整理券」「運賃箱」など乗り方が複雑なバスの練習も学校によっては行われていた。しかし、日常生活の中で使う機会が多いためか、乗りものニュースによるアンケートでは、バスに乗る練習を行うのはごくわずかである。

タクシーや観光バスの場合は、自分のペースで乗れる、少人数などの理由で練習はほぼ行われない。

関連リンク

• Togetter「富山に来て「東京へ修学旅行で行くために体育館で自動改札の練習をする」と聞いたカルチャーショックを受けた→様々な都道府県で「やった」の声」（2020/09/17）
• 乗りものニュース「「新幹線に乗る練習」修学旅行前にした？ 在来線や飛行機の練習も 成果は発揮されたか」（2020/05/14）

関連項目

• 修学旅行
• 乗り物
  • 新幹線
  • 特急
  • 改札
  • 飛行機
  • 青函連絡船
• 名称が無い物事を説明しているニコニコ大百科の記事の一覧