俺はやってないよ!とは (オレハヤッテナイヨとは) [単語記事]

俺はやってないよ!（英：I Didn't Do It!）とは、バート・シンプソンの持ちネタである。主に、明らかにやってるのがバレバレなのにそれを即座に否定する際に使用される。

この回ではこのセリフを軸に、薄っぺらな決まり文句で笑いを取ろうとするユーモアと、人々の関心の移り変わりの早さを皮肉ること成功している。ギャグは鮮度なんだよね、それ一番言われてるから。

話の流れ

社会科見学で訪れたBOX工場を抜け出したことでコメディアンのクラスティを手伝うことになったバート。

ある日、急遽チョイ役としてコントに出る事になるが、そこでミスをし番組のセットを壊してしまう。

その時、バートが叫んだ言葉が「俺はやってないよ!」である。

クラスティからはボロクソに言われるが、これが思いがけず観衆に大ウケし、その後もこのセリフを元にしたミニショートコントやダンスチームが組まれるなどしてバートは一躍スターとなる。

不思議なことに、コンビニ強盗が目前にいるのに通報のベルを押したり、愛人とのピロートーク中に奥さんが突入してきても、誰かの寝タバコで散々火事が起きたってこの決めゼリフを叫べば皆笑顔になるのである。

しかし、バートはどこに行ってもいつも同じ言葉を期待されることにいい加減うんざりしていた。

いっそ番組をドタキャンしようと部屋に引きこもるが、母マージの言葉で目を覚まし、テレビタレントとして自分の仕事をすることを決意。

一世一代のパフォーマンスを決めてやる!と意気込んで颯爽と例の台詞とともに登場するが、観衆は皆白けた顔。ブームはバートとクラスティが知らぬ間に過ぎ去っていたのだ。

芸能界をお払い箱になったバートが家に帰ると、様々な登場人物が家に集結し各々の決めゼリフを口にするのだった。