ピロートーク(pillow talk)とは、枕を共にしながら交わす会話である。お前らには一切関係ない会話。
いわゆる後戯の1種。セックスの事後に余韻に浸りながら行うおしゃべり、またはボディタッチ(愛撫)や抱擁、キスなどの事。基本的にはおしゃべり(愛を囁く、他愛もない雑談をする、普段言えなかった本音を打ち明ける、など)の部分だけを指す言葉だが、後戯全般を指して用いられる場合もある。
激しい運動をした後適度なクールダウンが必要となるように、事後の触れ合いもまたコミュニケーションとしては重要な意味を持っている。愛情を確かめ合う上のスキンシップとして、性愛や欲望のままに行為に及ぶだけではなく、セックスが一通り終わった後にベッドの上で相手の髪や体に(性的な意味ではなく)触ったり撫でてあげる、またはゆったりとした雰囲気でおしゃべりに興じたり、など。
いずれにしてもカップルや夫婦の間では「セックスの後のこれが無い」という事がきっかけで、はしたない声を上げ続けた後の満足感が吹き飛んだり、日常生活での不仲に繋がったりもしているケースがあるため注意が必要である。男女を問わない事例として自分のみ絶頂へ達した後にそのまま、疲労や眠気で相手を差し置いてひとり眠ってしまう、というケースもまさにこれに当たり、相手が行為に満足していない場合は、そのまま人間関係の破局の引き金になる事すらあるだろう。
相手を思いやるならば、疲労していても眠りたい気分を堪えて相手に付き添ってあげてはどうだろう。満足感と程よいまどろみの中で交わした他愛ない会話や、何でもないまま相手と一緒にベッドの上で触れ合って過ごした時間が時に、マンネリの解消や互いの日常生活が良い方向へ進むきっかけとなる事もあるのだから。
なお、上記のように「すぐに寝てしまって余韻もへったくれもない」という以外にも、ムードや空気を読まない場違いな発言や「うまかったでしょ?」「気持ちよかったでしょ?」「俺(私)凄いでしょ?」と自信満々に言ってみせたり、はたまた行為の内容や身体(ボディスタイル)の採点をするのも「嫌われるピロートーク」「萎えるピロートーク」の筆頭となっている。
何にしても、親しい仲であろうと相手を顧みない自分本位にして自画自賛な態度は慎みたいものである。ベッドの上のみならず、日常生活の上でも。
逆にどのようなピロートークなら好印象を持たれるか、という話に関しては、当記事では触れない。
(単純に、人やケースによってまちまちだから、というのもあるが。)
ギャルゲ(乙女ゲー)やエロゲなどでも、ラブなシーンに並ぶ醍醐味の1つとなっている。一連の流れから行為に及ぶシーンが過ぎ、やがて当人達のピロートークが始まると、ヒロイン(彼氏)相手に対して「エロスを求む相手」以上に1人の「嫁(旦那様)」として感情移入したくなる事だろう。
ゲーム的にもCG回収をコンプリートするためには避けて通れない関門である事も少なくなく、こちらでも重要な意味を持つ。ほかにも、近年ではエロゲの特典や関連グッズの一環としてエロゲのキャラクターの声でピロートークを囁くドラマCDも制作・販売されている。
AV、及びエロ漫画やエロノベルの場合は、行為のシーンは描かれてもピロートークの場面はストーリー内容や作家によって描かれたり描かれなかったりと様々。
イラスト等でも、ベッドの上でお互いにじゃれあっていたり(性的な意味ではなく)1人が布団(ベッド)の中から相手を眺めている風景が描かれるほか、主観視点として相手が間近にいたりと様々な仲睦まじさを描写されている。
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最終更新:2024/11/08(金) 05:00
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