多くの動画サイトでは、動画の再生速度を自由に変更することができるようになっている。例えば、YouTubeやニコニコ動画では「0.25倍」「0.5倍」「0.75倍」のような通常より遅い速度、また「1.25倍」「1.5倍」「1.75倍」「2倍」のように通常より速い速度で再生することができる[1]。この内、通常より速い速度で動画を視聴することを「倍速視聴」という。
クロス・マーケティング社の調査によると、倍速視聴の経験があると答えた人は全体の約3割を占め、特に20代は全体の半分が経験済みであると答えている。特に倍速で見たいと思うコンテンツとして挙げられているのが「ドラマ」で、次いで「ニュース・報道」「バラエティ」が続いている[2]。
倍速視聴を行う人が増えた要因として、近年動画サブスクリプションサービスが急激に増え、多くのドラマや映画、アニメが配信されている状況が挙げられる。他者と会話を合わせるために手っ取り早く内容を理解したい人や、時間が限られている人にとって、倍速視聴は有用な手段になるのである。近年問題視されている「ファスト映画」も、上記のような需要によって生まれ、再生数を伸ばした側面がある。
企業側がこのような需要に応えている例もあり、AbemaTVのABEMA NEWSチャンネルでは、『スーパーJチャンネル』を1.5倍速にして再利用した『アベマ倍速ニュース』が放送されている。
この項目は独自研究を元に書かれています。 信じる信じないはあなた次第です。 |
倍速視聴に関する批判で特に多いのが「演出や世界観が台無しになる」というものである。特にドラマや映画の場合、台詞と台詞の間にあえて無言のシーンを挟むなど、一見無意味に見えて、実は意図的に演出が仕込まれている、ということも多い。倍速視聴はそのような演出を台無しにし、ひいては世界観を壊してしまうと指摘されている。また、倍速視聴で見た結果、内容が理解できなかったり、内容を忘れてしまいやすかったりする可能性もある。
倍速視聴はメリットが少なからずあるのも事実である。特に社会人は自由に使える時間が限られているため、倍速視聴は隙間時間を効率的に活用するのに向いている。前述の「演出が台無しになる」というデメリットも、ニュースや報道番組、解説動画なら問題にはならない。
そもそも「他人の娯楽の楽しみ方に口出しするのは余計なお世話」という意見もある。倍速視聴に限らず、例えば「ゲームを遊ばずにゲーム実況を見る」のも、「映画をスクリーンで見ずにスマホで見る」のも、言ってしまえば本来想定されている楽しみ方ではない。しかし、それで十分に楽しんでいる人たちがいるのも事実であり、そのような楽しみ方を下に見るのは正しいのかというと疑問が残る。
なんにせよ、自分に合ったスタイルで娯楽と向き合い、楽しむのが一番である。
掲示板
89 ななしのよっしん
2024/05/01(水) 00:53:04 ID: gaHfMNBwHQ
そもそも倍速視聴が必要な動画って「長いわりに無編集」「読み上げソフトの初期設定すら弄ってない、
量産型動画」「中身のない動画」ってイメージ。倍速視聴にした結果、必要なところを聞き漏らして
再走って悪循環になる。
90 ななしのよっしん
2024/05/01(水) 08:00:21 ID: XkjTGg73BC
>>89
あにまん、ふたば辺りの反応まとめみたいな「元々映像作品として作られてない」動画とかよねそういうのって
サムネで内容だけ気になったから見るだけ見てみるだけでそんな等速で見るほど価値を覚えない雑多な動画
91 ななしのよっしん
2024/05/04(土) 15:29:40 ID: ASddXn6Ih1
>>86
気持ちはわかるがそれ言い出すと映画館で見てない映画は本物じゃないとかディレクターズ・カット版以外は偽物とかまで行くぞ
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最終更新:2024/05/10(金) 15:00
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