僕等がいたとは、小学館の月刊少女漫画雑誌「ベツコミ」で連載されていた恋愛漫画。また、それを基にしたアニメ・映画のことを指す。2002年より10年間にわたり連載されていたが、「ベツコミ」2012年3月号にて最終話を迎えた。
概要
北海道釧路市の高校に入学した「高橋七美」は、中学校の時、クラスの3分の2の女子が好きになったと言われる「矢野元晴」と付き合い始める。
しかし、矢野には高橋にも言えない過去があった。その過去を理由に2人の仲に何度も亀裂が入るが、高橋は矢野の過去を受け入れ、また矢野も高橋のことを受け入れる。
高校2年生の冬、矢野の両親が離婚することになり、矢野は高橋と共に釧路に残るか、それとも母親と共に東京へ行くか選択を迫られることになり……。
登場人物
- 高橋 七美(たかはし ななみ)
- おっちょこちょいで、少し天然。身長は小柄で、周りからは普通と言われる普通の女の子。高校に入学した時、矢野のことを気にかけていない3分の1の立場であった。髪型は主にお団子ヘアーで、矢野からはいつも「マリモヘアー」とバカにされたりしているが、髪をおろしてストレートにしたり他にも髪型を変えたりしている。矢野が東京へ行き消息不明となったあとは、第一志望のJ大学には行けなかったものの、東京のS女子大学へ進学。その後、第一希望であった出版社に無事就職し、同じ東京のW大学に進学していた、矢野の親友「竹内匡史」と付き合い始める。
- 矢野 元晴(やの もとはる)
- 運動神経・成績もよく、中学校の時にはクラスの3分の2の女子に好かれていた男の子。女子にモテモテだが、実は一途。過去に彼女を交通事故で亡くしており、それがキッカケで高橋と何度も別れの危機になる。高校2年生の冬に両親が離婚し東京へ上京、高橋とは遠距離恋愛になり、その後消息不明になる。
- 竹内 匡史(たけうち まさふみ)
- 高橋とは高校の同級生で、矢野とは昔からの大親友。運動神経抜群・成績優秀といったところ以外は矢野と正反対の性格をしており、誰にでも優しく接する。高卒後は東京のW大学に進学し、外資系コンサルタント会社に就職。その後、高橋と付き合い同棲を始める。
- 山本 奈々(やまもと なな)
- 矢野の元彼女で、山本有里の姉。高橋と区別をつけるために、一部からは「バカナナ」と呼ばれている。矢野よりも前の元彼氏と車に乗っていたところ、交通事故に遭い死亡。
- 山本 有里(やまもと ゆり)
- 山本奈々の妹。矢野とは中学からの同級生で、山本奈々が交通事故で死亡した後、矢野と関係を持つ。高橋の前では意味深な言葉を出し、何度も高橋を悩ませることになった。高校卒業後は、親の反対を振り切って東京の大学に進学するも、とある理由で大学を中退。誰にも気づかれずに北海道に戻った。
映画化
2012年3月、ストーリーを前編と後編の二部作に分け映画化され、前編は映画観客動員数が初登場2位。後編は3位を記録する。漫画が原作の映画としては、過去最高の大ヒット作となった。
キャストは、高橋七美役に吉高由里子。矢野元晴役に生田斗真。主題歌にMr.Childrenを迎え、また映画内の音楽はビフォーアフターのBGMでお馴染みの作曲家「松谷卓」が担当している。
関連動画
関連項目
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