全体主義とは、思想/政治体制のひとつである。
「個人よりも全体(団体、国家、社会、人類など)を優先するべきである」そして「個人は全体のために貢献すべきである」と言う考え方を指す。対義語は個人主義。
程度はさまざまだが、ほぼ全ての国家において「全体主義的な部分」は含まれている。例えば「個人に税金を納付させ、それを元にしてインフラ整備などの公共の利益に資する事業を行う」「公共の福祉のために、それに反する権利は制限する」といった、ほぼ全ての国家で普遍的に行われている活動も全体主義的と言えないことはない。
また、個人の利益を追い求めずに全体に奉仕することは、ときに美徳として称揚されることもある。「滅私奉公」という言葉がその典型だろう。また、行き過ぎた個人主義が批判されることもある。
しかし「全体主義」ととりたてて言う場合には、そういった「全体の優先」「個人の抑圧」と言った部分が極端である、または著しく強制的である場合を指して言うことが多い。つまり、現在のところ「全体主義」と言う言葉は概ね、批判の意味を込めた言葉となっている。
全体主義であると批判される体制は様々だが、例えば
がよくそのように言及される。
全体主義国家は「一党独裁的である」「権力への批判が制限され、思想・言論・表現の自由がない」といった特徴を持ちやすい。
歴史的に共産主義国家が全体主義的なものとなりやすい理由としては、そのほとんどが源流としているマルクス思想の中に「プロレタリアート独裁」、つまり「革命で労働者階級が政権を握った後、彼らによる独裁政治を行うことが必要であり、許容されるのだ」といった内容が含まれていることに一因があるかと思われる。
掲示板
298 ななしのよっしん
2025/09/12(金) 19:21:01 ID: GyPa3YtBR+
299 ななしのよっしん
2025/10/10(金) 10:29:27 ID: OtsNH526W0
正確に言うなら、異なる思想に対して排他的であれば必ず全体主義的になる
一つの思想に社会が染まった状態が理想になってしまうからだ
昨今外国人への排斥論が増えてるだろう、あれが全体主義の典型的なものだ
300 ななしのよっしん
2025/11/24(月) 13:12:11 ID: NPFNC2RIVO
>>296
それは違う
AfDの排除は、政府の恣意的な弾圧ではなくてドイツ基本法(憲法)に基づいて憲法裁判所が判断したこと
全体主義的な思想を掲げるAfDから民主主義を守るための限定的な防御措置だよ
そもそもドイツが憲法に「民主主義を脅かす団体の禁止」を明記しているのはかつてナチスが合法的に選挙で独裁体制を確立したことの反省があるから
これに則ってナチの再来を防いだんだから全体主義に踏み入れるどころかむしろ見事に民主主義を守り抜いてる
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最終更新:2025/12/05(金) 22:00
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