無政府主義(むせいふしゅぎ、英: Anarchism、アナーキズム、アナキズム)とは、政府の存在を否定、もしくは可能な限り「小さな政府」であることを理想とする政治思想である。
無政府主義者のことを「アナ(ー)キスト」、無政府主義者が理想とする無政府状態を特に「アナーキー」と呼ぶ。
一言で無政府主義と言っても、社会主義から派生・影響を受けたものや、個人主義を徹底したもの、自由経済にすべてを委ねようとするものなどがあり、実現するために提示される手段も様々である。
おおまかに言って、「強大な権力の存在は危険であり、国家・政府よりも(規模的に)小さな存在に権力を分割する」というのがある程度共通した論調である。
これは近代的な政治思想の礎である三権分立をさらに推し進めた考えだと言えるだろう。
よく誤解されるが、統治政府が存在せず無秩序である状態とアナキストが望む「無政府状態」はまったく異なる状態である。
19世紀半ばのフランス、イタリア、スペインなどの労働運動内に生まれて、他の地域にも波及した。ロシアの10月革命後は、スペインを除いて退潮した。スペインでは、スペイン内戦時(1936年~1939年)まで影響力を持った。
無政府組合主義。無政府主義を労働組合運動に持ち込んだもので、労働組合(サンディカ)を唯一の階級組織とみなし、ゼネラル・ストライキや直接行動によって、政府を廃棄し、生産の管理権を組合が握ることで、理想社会を実現するとす。労働者階級の前衛党の指導を否定する。
19世紀末にフランス、イタリア、スペイン、アメリカなどの労働運動内に現れたが、その後、内部に改良主義的な傾向が生まれたため、左派は革命的サンディカリズムまたはアナルコ・サンディカリズムと自称するようになった。ロシアの10月革命以後は退潮し、一部のサンディカリストはファシズムの陣営に加わった。日本では大杉栄が、サンディカリズムの代表者で、1920年代始めの労働組合運動に影響を与えた。
掲示板
245 ななしのよっしん
2025/09/03(水) 15:27:10 ID: 8WrBMu1qI4
>>241
俺はアナーキストじゃないよ
この地獄みたいな時代に時折そういう思想になってしまうだけで
246 ななしのよっしん
2025/09/03(水) 16:09:13 ID: NU0RV80Ss2
ん?どこの誰か知らんが、お前の話をした覚えはないのに何か後ろめたいことでもあったのかい?
247 ななしのよっしん
2025/11/27(木) 20:07:13 ID: SRqSRrJ0dh
無政府主義にもバリエーションがあって、協同組合主義的なものを志向する流派。つまり政府という警察力を背景にした秩序は否定するものの各組合員の自発的アソシエーションは肯定する立場はある。
この立場の場合は、各組合員による互助や成果の配分は称賛されるので、結果として国家による税と再配分と似た機能を備えることも考えられる。
ただ現実社会においては、圧倒的に国家と株主資本主義の存在が大きくて、日本でも協同組合法により一部守られているけど、その協同組合による互助という理想を十全にするのは困難があると言える。
無論そういう国家でもない株主資本主義でもない領域というのは、どちらからも取りこぼされる利益(心情的なものも含む)を確保する場合も往々にしてあるので、思想的純化はとりあえず横に置いておいて、公共性というものを養う上では担保しておいていいと思う。
というか、アナキストだからといってまるっきり何も後ろ盾のない状態でいいと言う立場は余程個人のエゴである場合を除けば言っている人見かけないと思うが。
少なくとも思想として
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最終更新:2025/12/07(日) 03:00
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